Mobile&Movie 第67回
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作品名 | メラニーは行く(SWEET HOME ALABAMA) |
監督 | アンディ・テナント |
制作年・製作国 | 2002年アメリカ作品 |
ニューヨークで最も注目集めるデザイナーのメラニー。彼女自身のキュートな魅力がつまった新しいコレクションも大成功で、キャリアは順風満帆。メラニーブランドのファッションショーが行われた夜、恋人のアンドリューに呼び出され、リムジンに乗ってたどり着いた先は、なんとティファニーの本店。貸しきりの店内に灯りがともり、現われたアンドリューは、すべてのショーケースの中から
「好きな指輪をひとつ選んで」
と、メラニーに告げます。女の子なら誰もが憧れるシチュエーションのプロポーズ、そしてさらにアンドリューはニューヨーク市長の息子で大富豪。メラニーは仕事も恋も理想通りのものを手に入れ、人生最高の瞬間に酔いしれます。
婚約指輪をさっそくはめて、メラニーとアンドリューはリムジンでニューヨーク市長主催のパーティ会場に向かいます。その場ですぐに婚約会見を開こうとアンドリューは言いますが、メラニーは夢から覚める現実を思い出してしまいました。実は、メラニーは結婚していたのです。
「ご両親に今すぐ連絡をしよう」
リムジンの中で携帯電話を取り出し、メラニーの両親に挨拶に行こうとするアンドリューに
「だめよ。2人だけの秘密にしましょう」
と大慌てのメラニー。
「両親には7年会っていないの。直接報告しに行くわ」
心優しいアンドリューを説得して、何とか携帯電話をしまわせます。ハンサムでリッチ、性格もいい──すべての条件を備えたアンドリューと何としても結婚するため、メラニーは故郷に帰ることにします。
メラニーが、故郷アラバマで幼なじみのジェイクと結婚したのは18歳の時。しかし、初恋の相手であるジェイクとの結婚生活は、メラニーの思っていたものとは違っていました。逃げ出すようにニューヨークへ来たメラニーはデザイナーの仕事を始め、自立したのです。何度か手続きを試みたものの、いまだにジェイクは離婚を拒み続けていました。アンドリューとの婚約が決まった今、もう一刻の猶予もありません。メラニーは一路アラバマに向かいました。
数年ぶりに会っていきなり離婚届を突きつけるメラニーにジェイクは腹を立て、嫌がらせをしているかのようにはぐらかすばかり。「サインをして!」と命令するメラニーを無視して、家からも追い出してしまいます。離婚が成立しないので、メラニーは当初の予定よりも長くアラバマに滞在することになってしまいます。なかなかニューヨークに戻らないメラニーを心配して、アンドリューは電話をかけてきます。
「I LOVE YOU, I LOVE YOU, I LOVE YOU」
アンドリューの声を聞くなり、愛の言葉を囁くメラニー。アラバマで、捨てたはずの過去と向き合うことになり、名前も経歴も偽っている自分でも、アンドリューが好きでいてくれるのか、少し不安になっていたのです。ところがアンドリューとの結婚準備が進んでいくうちにメラニーは、ジェイクが実は大きな存在であったことに気付き始めます。揺れる気持ちを確かめたくても、携帯電話を持っていないジェイクとは連絡が取れません。ジェイクと話しあう時間もないまま、メラニーはアンドリューとの結婚の日を迎えてしまいます。
メラニーが最後に選ぶのは、携帯電話でいつでもつながるスマートな都会派のゴージャスなアンドリュー、携帯電話を持たない神出鬼没の無骨なカントリーボーイ・ジェイク、どちらなのでしょう?
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