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2003年8月1日　07:24 PM 更新

Mobile&Movie 第73回
ターミネーター3「誘拐されたの！ 助けて！」

映画の中の名脇役として登場する“モバイル製品”を紹介する「Mobile&Movie」。今回は、新旧ターミネーターの壮絶な戦いを描く「ターミネーター3」。これから見る予定の人は、映画を見終わってからこの記事をお楽しみください。

作品名	ターミネーター3（TERMINATER3 RISE OF THE MACHINES）
監督	ジョナサン・モストウ
制作年・製作国	2003年アメリカ作品

これから見る予定の人は、映画を見終わってからこの記事をお楽しみください。

　軍事用コンピュータのスカイネットが支配する近未来。革命組織の指導者となる宿命を持ち、スカイネットに命を狙われ続けるジョン・コナー。スカイネットは過去にまで遡ってジョンを抹殺するために、殺人マシーンを未来から送り込みました。必死で逃げるジョンと母親サラの前に、もう一台旧型のターミネーターが出現。彼はジョンの命を守るという任務を遂行し、去って行ったのでした。

　それから十年が経ち、ジョンは暗殺者から身を隠し、放浪の旅を続けていました。たどり着いたのは、少年時代を過ごした町。忍び込んだ病院で、同じ中学に通っていたケイト出会います。しかし、ケイトはジョンを強盗と勘違いし、小屋に入れ鍵を掛けてしまいます。

　二人の再会と時を同じくして、新たなターミネーター、TXが未来からやって来ました。最新型TXは美しい女性の風貌でありながら、プラズマ砲と多くの内蔵武器を備え、ほかのマシンをコントロールする能力も持つ究極のターミネーター。奪ったNOKIAの携帯電話でデータベースにアクセスし、抹殺リストにある人々の住所を確認。そして、ケイトの元にやって来たのです。

　病院に着いたTXは、挨拶代わりにマシンガンを撃ち込みます。パニック状態に陥るケイトはジョンを残したまま、飛び出してしまいます。TXはケイトを狙ってきたものの、室内の血痕のDNAからジョン・コナーの存在に気付きます。暗殺リストのトップにある最重要人物ジョンとケイトを、徹底的に探すTX。そこへ一台のトラックが轟音を上げ突っ込んできました。

　間一髪、ジョンとケイトの命を救ったのは、一度は母の命を狙い、一度は自分と母を守ってくれたあの旧型ターミネーター。恐怖に震えるケイトを車に押し込め、ジョンは車を走らせます。事態を理解できず荷台で暴れまくるケイト。今は説明するよりTXから離れることが先と、ジョンは無視して走り続けます。ところがケイトが持っていた携帯電話で警察に電話してしまうのです。

「誘拐されたの！助けて！」

「乗っている車は、横にエメリー病院と書いてあるバンよ」

　こうして、TXと警察にまで追われるようになったジョン。自分の身の上を話すことを試みますが、ケイトはどうしてこんな目に遭わなければならないのかと怒りをあらわにするばかり。ジョン自身もなぜケイトが、TXに狙われているのか疑問を感じずにいられませんでした。

　やがて、TXを振り切ったターミネーターと合流し、ジョンは衝撃の事実を知らされます。

「審判の日は避けられない。先延ばしにされただけだ」

　そして、未来のケイトの命令でここにやって来たことを告げます。ケイトの父こそが、スカイネットの基盤となる軍部の極秘任務を進めている人物で、TXの暗殺のターゲットにもなっていたのです。 　ようやく、自分が誘拐されているのではなく、守られていると理解したケイト。父に危険を知らせようと、携帯電話を使おうとしますが、既にスカイネットは動き始め、その影響で回線は切断されていました。

　ケイトの父がいる基地へ行くことを決めた三人は、TXの攻撃から父を救い、スカイネットを止めることができるのでしょうか。審判の日を前にケイトとジョンの運命は変えられるのか、ラストシーンでその衝撃の事実を知ることになります。

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