mobidec 2003に、Flashコンテンツジェネレータが登場ドコモの505iシリーズで標準搭載されたFlash。Flashコンテンツを条件に合わせて動的に生成する「コンテンツジェネレータ」がmobidec 2003で披露された。
バンダイネットワークス、NECインターチャネル、キャラメル・ママ、アイ・ビー・イーが開発したFlashコンテンツジェネレータ(8月27日の記事参照)がmobidec 2003で初披露された。 携帯電話向けFlashコンテンツは、ユーザーからのリクエストに対応した素材の組み合わせパターンすべてをswfファイルとして用意する必要があり、それがコンテンツプロバイダの負担になっている。その手間を解消して、よりFlashの機能を生かしたコンテンツを提供できるよう開発されたのが、素材を用意すればFlashファイルが動的に生成できるFlashコンテンツジェネレータだ。「コンテンツプロバイダが、もっと効果的に楽しくユーザーに向けていろんなコンテンツを届けられるようなソリューション」(バンダイネットワークスの高橋豊志事業本部長)。 ジェネレータが効果的に使えるのは大きく3つのパターンだとNECインターチャネルの池田昌史事業開発本部長。いくつかのパーツを組み合わせて複数のパターんを用意しなければならない場合、しょっちゅう情報自体が変わるために手作業で作るのは無理な場合、ユーザーの要求に合わせて合成するようなコンテンツの場合だ。 会場では、数値を入れるだけですぐに株価チャートやスコアボードのビジュアルが更新される様子などを高橋氏が自らデモンストレーションした。 Flashコンテンツジェネレータが生きる具体例として挙げられたのが天気予報や株価チャート、スコアボードなどのリアルタイムな更新が求められる情報表示系のサイトや、グリーティングカードなどのエンタテインメント系サイト。 ジェネレーターを使うことで、さらに表現を発展させたエンタテインメントコンテンツを提供できるようになると高橋氏。「例えば『お誕生日おめでとう、映画に行きませんか』とテキストを打ってそれに対応したswfファイルをを選ぶといった時に、ケーキが出てきてろうそくを吹くと煙の中に「お誕生日おめでとう」という字が出てくる。そして2人が並んで映画館に座っていている画面が出てきてスクリーンが開いた瞬間『今度映画に行こうね』という文字が出てくる。こんな『秘めメール』のようなメールが作れるんじゃないか」。 着メロやカラオケサイトのランキングも「昔あった『ザ・ベストテン』みたいな形の電光掲示板でアルタイムに変更できる」。またデータベースと連携すれば、「ユーザーがアクセスするたびに自動的に最新の情報のswfファイルが見える」など便利に使えるという。
当初はソフトウェア単独で提供することも考えたが、すぐそのまま使える形のほうが望ましいということでジェネレータとして提供することになったという。「コンテンツプロバイダによってサーバ環境も異なることからハードウェアと一体にしてジェネレータ変換合成機のような形にした」(池田氏)。 関連記事 バンダイら4社、Flashコンテンツジェネレータを開発 バンダイネットワークス、NECインターチャネル、キャラメル・ママ、アイ・ビー・イーの4社は、Flashコンテンツを動的に作成するジェネレータの開発に乗り出した。 今年後半のFOMAはFlashも搭載〜夏野氏 [後藤祥子, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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