携帯写真から3Dモデル生成、しゃべる車やアザラシ人間も京セラコミュニケーションシステムが、静止画から3Dモデルを生成するサーバ製品を投入する。携帯で撮った1枚の写真から3Dモデルを作成でき、エンタテインメントコンテンツでの利用が見込まれる。
京セラコミュニケーションシステムが今秋から冬頃を目処に投入する3Dモデル生成システム「μScene Mobile Avatar」がmobidec 2003に参考出展された。1枚の画像から、3Dモデルを生成するサーバ製品で、携帯電話から写真を送るとサーバ側で3Dモデルを生成する。出来上がったモデルは携帯端末にビューワをインストールすれば閲覧可能。ビューワはJavaやBREWに対応する。
通常画像から3Dモデルを生成するには数枚の画像が必要となるが、このシステムでは1枚あればいい。生成された3Dモデルは、唇の動きと台詞のタイミングを合わせるリップシンクに対応。モデルをしゃべらせたり表情を変えたりできる。 人の顔だけでなく動物や車も3D化でき、人と動物の写真も合成可能。ペットや車の写真を3D化してしゃべらせたり、あざらし人間を笑わせたり怒らせたりといった楽しみ方ができる。 サーバ側の変換が5秒程度と短いことから、携帯電話でのエンタテインメント用途に向いているという。写真は120×80ピクセルくらいの小さなものにも対応。「サーバから端末に送り返すデータも、3Dモデルそのものではなくモデルの基本データなのでパケット代も少なくて済む」(経営情報システム事業本部の技術責任者、徳丸浩氏)。携帯用ビューワはPC版より若干遅れてリリースされる予定だという。
PCではCCDカメラを使ったライブチャットなどでの利用が想定できると徳丸氏。「自分の顔がそのまま出るのは恥ずかしいというとき、合成したモデルを使ったりできる」。 コンテンツ事業者向けにどのような形で提供するかはまだ決まっていないが、月額利用料金を支払う形での提供も予定しているという。 関連リンク京セラコミュニケーションシステム mobidec 2003 [後藤祥子, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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