Mobile:NEWS 2003年8月29日 11:17 PM 更新

Mobile&Movie 第77回
ワイルドスピードX2「今夜走れるか?」

映画の中の名脇役として登場する“モバイル製品”を紹介する「Mobile&Movie」。今回は日本車も活躍するカーアクション「ワイルドスピードX2」。主役ブライアンの携帯電話が前作からバージョンアップしています。

作品名ワイルドスピードX2(2 Fast 2 Furious)
監督ジョン・シングルトン
制作年・製作国2003年アメリカ作品


 マイアミの週末の夜、ストリートに集まる色とりどりのチューンナップカー。スピードスターを目指して、熱いレースが繰り広げられます。特に腕に自信のあるレーサーたちが集まった最終レースに、ギャラリーの歓声もピーク。しかし、エントリーしていたドライバーが一名欠場してしまい、主催者のテズにブーイングが集まります。四台の車で競うルールのレースに、テズはある男を呼びだすことにします。

「今夜走れるか?」

「稼げるレースなのか?」

 テズが携帯電話をかけたのは、ロサンゼルスで伝説を作った男、ブライアン。

「4分で来い!」

 テズの連絡を受けて、ブライアンは車を飛ばしてやってきます。四台が揃ったところでレースはスタート。参加者の紅一点、スーチーは、ピンクのペイントを施したスポーツカーで参戦。見かけとは違う、クールで度胸のすわったドライビングを見せつけます。しかし、絶好調のブライアンは余裕で優勝し、賞金をゲット。そこへ、突然パトカーの大群がやってきて、慌てて逃げ出します。執拗に追い続ける警官に包囲され、とうとう連行されてしまうブライアン。

 警察署で待っていたのは、ふたたび囮捜査官として、潜入してくれないかという要請でした。ロサンゼルスでブライアンは警察官でありながら、友情のため強盗団のリーダーを逃がして失職、さらには公務妨害の罪まで被っていたのです。この囮捜査に協力すれば、これまでの罪を免除するという申し出にブライアンはしぶしぶ承諾します。

 ただし、ブライアンの条件は自分の選んだパートナーと組むこと。そのパートナーこそ、窃盗癖のあるフダ付きのワル、ピアースでした。潜入先は、表向きは貿易会社、裏の顔は国際的なマネー・ロンダリングの組織。そこで運び屋のドライバーとして雇われるためには、自分と同等のドライビングテクニックを持つピアースと組むしかないと考えたのです。

 すでに貿易会社の社長秘書として囮捜査を続けているモニカから情報を得て、ドライバーの採用試験を受けることになったブライアンとピアース。もちろん、抜群のスピードとテクを見せて、ドライバーとして雇われることに成功します。そして、いよいよ、マネー・ロンダリング目的の札束を運ぶ機会がやってきます。

 しかし、情報を察知した地元警察に行く手を阻まれ、また組織内部からも疑いをかけられ、ブライアンたちは逃げるほか道がありません。ブライアンとピアースは無線機でおたがいの状況を知らせ合いながら、目的地を目指し爆走します。さらにテズには携帯電話で連絡を取り、とっておきの作戦を実行。はたして囮捜査は成功するのでしょうか? 迫力満点のカーチェイスに手に汗握りっぱなしです!

 2001年に公開された「ワイルドスピード」の続編の「ワイルドスピードX2」。ブライアンの携帯電話も、前作から機種変更され、折りたたみタイプからストレートタイプに変わっていました。カーチェイスの場面では無線機を用いても、携帯電話と使い分け。アメリカではトランシーバーがポピュラーで、街頭の携帯ショップには携帯電話と並んで売られていました。

 前作に引き続き、熱い走りを見せてくれる日本車にも注目です。三菱ランエボVIIや、日産スカイラインGTR、ホンダS2000などにNOSを積んで、爆発力を見せてくれます。ハリウッド映画でこんなに多くの日本車が出演し、そのスピードと性能が認められているなんて、嬉しいかぎりです。

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[本田亜友子, ITmedia]

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