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2003年10月17日 03:35 PM 更新
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ドコモとNetwork Associates、携帯向けアンチウイルスエンジン開発〜2004年にも搭載
ドコモとNetwork Associatesは、携帯電話向けのアンチウイルスエンジンおよびパターンファイルの配信制御技術を開発した。
NTTドコモとNetwork Associatesは10月17日、携帯電話向けの小型アンチウイルスエンジンを開発したと発表した。端末内蔵の小型エンジンとパターンファイル配信制御技術の両方で、「McAfeeシリーズ」の技術を元にしている。
携帯電話の共通OSや共通仕様の採用によりアーキテクチャーが統一されていく方向にあることから、「PCにあるようなセキュリティホールやスペックの特徴を逆手に取った攻撃が想定される」(ドコモ広報部)ことから、事前にアンチウイルスエンジンの開発に取り組んだ。
エンジンが動作するプラットフォームとしては、現在の携帯電話で一般的なTRONなどのリアルタイムOSではなく、「Symbian OS、Linux、Windowsなどを想定して開発を進めている」(ドコモ)。
両社は2004年をめどに、携帯電話への導入を予定しており、国際標準機関への提案も検討している。他キャリアへのライセンスについても、Network Associates経由で想定しているという。
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[斎藤健二, ITmedia]
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