505iSのスペックを横並びで考えるカメラ機能の進化だけでなく、iSシリーズでは各機種、軽量・薄型化を遂げた。液晶サイズも2.4インチが主流になりつつある。
カメラの画素数を中心に、正常進化を遂げた「505iSシリーズ」。「P505iS」のように、これまでと全く形状を変えた端末もお目見えするなど、ギミック面でも注目度が高い。 しかし「iSシリーズ」は、「D505iS」を除いて正式発表されたわけではなく、505iシリーズのときと同じく“開発表明”。発表会でも、実機の展示はD505iSのみで、ほかの各機種はモックアップが並んでいただけだ。スペックも「あくまで予想」であり、どうなるか分からない。しかし、カメラ画素数や外見は大きくは変わらないはずだ。
横並びで、各機種のスペックを並べてみたのが、上の表。各項目をチェックしていこう。
現在のところ、最軽量はD505iSの113グラム。505iシリーズでは115グラムが下限だったが、iSでは各機種ダイエットを果たした。 大きな減量に成功したのが「SO505iS」。回転液晶という斬新なフォルムが注目を集めたが、いかんせん145グラムという重さは、使う人を選んだ。iSでは133グラムを実現し、薄さも33ミリから25ミリと他機種並みの薄さに。 iSシリーズで最薄の称号を手にしたのは「SH505iS」。Pが大きく形状を変え、Fが不参戦の中ではあるが、アンテナ内蔵やカメラ位置の変更が利いたのか、厚さ23ミリとなった。
高機能な505iシリーズのユーザーの間では“電池のもち”を気にする人がけっこういた。さらに機能アップしたiSではどうか。 待ち受け時間最長はD505iSの520時間。D505iから変更はない。逆に、最も短いのはSH505iSとN505iSの350時間だ。「電池のもちが悪い」と悪評のあったSHは、505iの300時間から50時間伸ばしてきた。単純に連続待受時間で電池の持ちを比べることはできないが、SHの弱点の一つが克服されつつあるともいえる。 連続通話時間のトップはN505iSの150分。505iの際の順位を守った。
メインディスプレイは、さらに大型化した。505iでは多くが2.2インチで、N505iとSH505iだけが2.4インチを搭載。 ところが半年経ったiSでは、主流が2.4インチに移行した。SO505iSは0.1インチ増やして2.3インチ、D505iSは従来通り2.2インチ。ほかは2.4インチだ。 逆に、サブ液晶は大きな変化がない。サイズも1.1〜1.2インチ。SH505iSが従来のSTNからTFTに変更したほかは、P505iSが形状変更に伴いモノクロディスプレイを採用した。
カメラはやはりSH505iSの200万画素が光る。D505iSも200万画素出力が可能な100万画素スーパーCCDハニカムを搭載しているが、SH505iSはオートフォーカス(AF)対応でさらに先を行く。 またP505iSのAF付き128万画素も見逃せない。
開発表明ということで、機能の詳細も発売日程も明かされなかったiSシリーズだが、ここは大胆に発売日を予想してみよう。 ZDNetが得た情報によると、D505iSが23日発売と先陣を切り、それに続くのがP505iSになる模様だ。3機種目はN505iS、そしてSH505iS、SO505iSと並ぶ。各機種共に、年末のボーナス商戦を目指して開発が進んでいる。 もちろん、これは何ら確定した情報ではないし、ちょっとしたトラブルで1カ月程度、発売日がずれてしまうのは携帯電話ではよくあること。ドコモは順次正式な発売日を発表するので、各機種が順調に完成するのを楽しみにしたい。
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