用途に合わせて自由自在に変化〜Flexスタイルの「P505iS」2軸回転機構の「Flexスタイル」を採用、使い方に合わせてさまざまな形に変化するユニークなデザインが特徴の「P505iS」。オートフォーカスカメラ搭載機の市場投入は世界初。高速スクロールのロールナビボタンも新たに搭載された。
折りたたみ形の使い勝手を残しながら、回転のメリットも取り入れる──。パナソニック モバイルコミュニケーションズの「P505iS」(11月10日の記事参照)は、ユニークな二軸構造の「Flexスタイル」を採用してそれを実現させた端末。さまざまな利用シーンに合わせて自由自在に変化するのが特徴だ。
P505iSは「持ち歩き」「デジタルカメラ」「通話」などさまざまなスタイルで使うことになるが、いずれの状態でも通話が可能。持ち歩きスタイル時はあらかじめ設定しておけばズームボタンの押し込みで閉じたまま通話できる。デジタルカメラスタイル時は、液晶脇を強く指で押すと液晶がスライドして通話スタイルになり、発話ボタンを押す必要なく通話を行える。
オートフォーカスの123万画素CCDを搭載、カメラボタンの半押しで画面中央にピントを合わせられる仕組み。ピントが合うと画面上の[AF]アイコンが緑に変わり、そこでシャッターを切ればいい。使い勝手はオートフォーカスのデジタルカメラと似た感覚だ。
自分撮りの際に、生きてくるのがFlexスタイル。カメラと同じ方向に液晶ディスプレイを持ってこられるため、2.4インチの大きなメインディスプレイを見ながら自分撮りができるのだ。 なおP505iSは、最大約15秒、フレームレート5fpsの動画撮影にも対応。SD_VIDEO規格準拠のASFファイルで圧縮方式はMPEG-4。PC側で閲覧するためのソフトウェア「SD−MovieStage Ver2.1」が近日中にも提供される予定だ(有料ソフト)。
Webやメール、メニュー画面の高速スクロールを可能にする「ロールナビボタン」も新しい機能だ。基板の下に押圧センサが搭載され、方向キーにある銀色の輪の部分を軽く押しながら指をすべらせることで、画面の高速スクロールを行える。方向キーの外周の黒い部分は従来どおりの方向キーとして動作するため、使い分けもできる。 「携帯電話の機能が増えてメニューが多くなる中、快適に目的の機能にたどり着くにはどうしたらいいかを考えた結果生まれた機能」(パナソニック モバイルコミュニケーションズ)。
P505iSは、家電と連携できるのも特徴の1つ。miniSDカードに保存した静止画は、松下電器産業のSDカードスロット搭載液晶テレビ「タウ」で閲覧でき、DVDビデオレコーダ「Diga」でSDカードに録画したテレビ番組をP505iSで再生できる。
口述/会議用から選べるボイスレコーダ機能も装備され、付属の16MバイトminiSDカードに約55分間録音可能。PCでの再生・編集は、音声ファイル管理ソフト「Voice Studio」(2800円)で行える。ソフトは「パナセンス」の「マイレッツ倶楽部」から購入できる。
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