「対戦☆ボンバーマン」でリアルタイム対戦してきました:WPC EXPO 2004
通信経由で、ほかのユーザーとネットワーク対戦できる。「これだけリアルタイムに対戦できるゲームは、auとして初めて」
WPC EXPO 2004のKDDIブースでは、BREW対応WIN端末向けに用意される新作ゲームアプリ(ラインアップ詳細はこちら)が展示されている。2台の端末を使って、説明員とネットワーク対戦することも可能だ。
というわけで、新作アプリの1つ「対戦☆ボンバーマン」を試してきました。
対戦☆ボンバーマンは、その名のとおり対戦ゲーム。画面上で、各ユーザーの動き・操作がリアルタイムに反映される。コンテンツプロバイダ側が用意したサーバでデータを同期させる仕組みだ。
「囲碁や将棋といった通信対戦ゲームはともかく、ネットワークを介してここまでリアルタイムに対戦できるゲームは、auとしても初めて」(説明員)
ネットワークの遅延(ディレイ)がどれほどなのかが焦点だが、実際にプレイしてみるとなかなか快適。キーレスポンスも上々で、爆弾をセットしてから逃げる……といった一連の動作をスムーズに行える。
とはいえ、説明員も認めるように「ときどきキャラがワープする」ことはある。要は、キャラの位置情報がたまに連続性を持って伝送されないわけで、相手を追い詰め、爆弾をセットした……つもりが次の瞬間、相手は別の場所をスタコラ歩いていたりする。もっとも、許容できるレベルではあった。
対戦時は、ロビーサーバにアクセスして人数が揃うのを待つ方式。「知人同士、指名して対戦したいというニーズもあるだろうが、これはコンテンツプロバイダが追って対応することになるだろう」(KDDI)。
「T4G」搭載ならではの3Gゲーム
冬のWIN端末では、ゲームアプリ面で特段の技術改良が加えられたわけではない。対戦☆ボンバーマンも、最新端末でなくともプレイできる。ただし、新機種でないとうまく動かないゲームというのも存在する。3Dの描画を行う「セガラリー 1st Stage」などがそうだ。
「3Dアクセラレーション付きグラフィックスチップ“T4G”(10月6日の記事参照)を搭載した『W21T』でないと、このクオリティの3D描画は苦しい。ほかの端末に配信する場合は、クオリティ(描画の精細さやフレーム数など)を下げることになるだろう」
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