地デジ対応のドコモの「OnQ」、ドイツの「iF product design award 2005」受賞

通信と放送の融合を目指したコンセプトモデル「OnQ」が高度研究部門賞を受賞した。

[斎藤健二，ITmedia]

　NTTドコモが開発したコンセプトモデル「OnQ」（オンキュー）が、ドイツの「iF product design award」の高度研究部門（advanced studies category）賞を受賞した。

　優れたコンセプトカーや工業製品のプロトタイプなど市場に出ていないものが対象の賞で、アイデアを誘発するような新コンセプトなどに与えられる。

　OnQは、通信と放送の融合を目指したコンセプトモデルで、テレビ番組を録画できるHDDレコーダを搭載したクレードルと、番組情報などのメタデータを扱える携帯電話本体の2つから構成されている（2004年8月19日の記事参照）。

ドコモが地デジ端末「OnQ」で目指すもの
5月に地上デジタル放送コンセプトモデル「OnQ」（オンキュー）を初披露したNTTドコモ。実は、プロジェクトは2年半ほど前から進められていた。今年7月には「複合メディア放送メタ流通担当」というセクションを新設。その背後では、何を目指し、何を検討しているのだろうか。ドコモに聞いた。
ドコモ地デジ端末は「つまみ食い」コンセプト
ドコモが展示した地上デジタル対応端末「OnQ」は、通信と放送の融合を目指したコンセプトモデル。チャプターデータと呼ばれる番組構成表をダウンロードして、番組を“つまみ食い”するコンセプトだ。

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