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東芝、中国の携帯市場から「一時撤退」

中国の携帯市場を狙う各社だが、思うような結果が得られない企業も。東芝は、中国市場からの撤退を決めた。

 東芝が、中国の携帯市場から撤退した。中国系企業との合弁で設立した会社から、同社の資本を引き上げた。

 東芝は中国進出にあたり、中国の南京普天通信、香港のWong'sと合弁で「南京普天王芝通信」を設立していた。しかし今回、同社の持ち株を南京普天通信に譲渡。これにより、同社の中国市場での足がかりがなくなることになる。

 「拠点がなくなることは確かだが、中国でのビジネスを今後もやらないということではない。将来的なことは、引き続き検討する」(東芝広報)。同社が注力するハイエンド端末の売れ行きが予想より伸びなかったことを受けて、一時的に撤退したとした。

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