「最強のラインアップだ」――auフィギュア第2弾ができるまで(2/3 ページ)
INFOBAR、G'zOneを含むauフィギュア第2弾がリリースされた。開発担当者は、多くのこだわりポイントを紹介しつつ仕上がりに自信を見せる。
G'zOne TYPE-Rの背面には、“G'zOne”のロゴの両脇にネジが見える。写真で分かるように、緑のボディと色違いで黒く着色されているが、この部分があまりに細かすぎて「手塗り」でしか塗れなかったのだという。
「ここに色が付いていないと、スパイスが効いていないような気がした。そこで何十万という単位のフィギュアを、工場で1つ1つ塗っていってもらった。工場からは『かんべんしてくれ』と言われたが、そこをなんとかお願いした」
G'zOneを開いたところの外見にも、工夫がある。本物のほうにはダイヤルキー周りに、滑り止めの意味も持った無数の細かい凹凸がある。しかしこれを38%スケールで再現すると、細かすぎて見えなくなってしまうのだという。
「だから、その分はアレンジしてある。十字キー周りの放射線状のラインも、4本に絞った」
W31Tを薄くする工夫
W31Tの場合は、薄さが特徴の端末だけに、フィギュアも薄さがポイントになる。これは中のパーツを工夫するなどして対処したという。
「基本の部分は同じだが、中の構造をうまくやりくりした」という木田氏のコメントは、東芝が実際にW31Tを開発したときに“どうやって薄くしたのか”を説明したときのセリフをほうふつとさせる。
ちなみに、W31TとG'zOneは前回開発したフィギュアと基本的に同じ作りとなっている。ダイヤルキーのパーツだけ別につくり、本体部にはめこんで「下からキーがせり出す」ように設計されている(6月20日の記事参照)。
「完全に塗装を再現するのは不可能」と言われたSweets
Sweetsは、背面部分で新工夫を行った。丸みをおびたクリアパネルがかぶせてあるが、この中が二層構造になっている。
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