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東京工科大など、Linuxベースの「オープンソース携帯」
東京工科大学とネットツーコムは、Linux OSを搭載したオープンソースのIP携帯端末「工科大ケータイ」を開発した。
東京工科大学とネットツーコムは5月15日、Linux OSを搭載したオープンソースのIP携帯端末「工科大ケータイ」を開発したと発表した。片柳学園ブックセンターの限定販売で、価格は7万8750円(アカデミック価格6万8250円)。一般向けにも順次販売する予定という。
OSおよびアプリがすべてオープンソースソフトウェアで構成されており、ユーザーが独自に変更を加えられるのが特徴。外部拡張スロットにはCFカードインタフェースを備えており、CFカードの選択によって各種通信メディアを切り替える仕組みだ。
東京工科大学はオープンソースソフトウェアの教育、研究に携わっており、その一環として携帯のソフトウェアに注目した。「PCではオープンソース環境が実現されているが、OSも自由に変更できる携帯電話としては“工科大ケータイ”が初めて」(東京工科大学)。販売時のソフトウェアは完成状態ではなく“大学環境を利用して携帯社会が自ら必要なソフトウェアを創造・構築する”のだという。
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端末の開発では、ネットツーコムの協力を得た。同社は無線LANを搭載したIP電話など(2004年7月6日の記事参照)、専用目的の携帯端末に経験を持つメーカー。今回の工科大ケータイにも、同社の技術が組み込まれているという。
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