ミュージックシャトルは音楽操作以外に使えないのか──「W42S」:夏モデルの“ここ”が知りたい「W42S」編(2)
「W42S」の注目点は、音楽操作専用に設けられた「ミュージックシャトル」。“本当にほかの操作には使えないのか”という質問が多数寄せられている。
質問:ミュージックシャトルは、音楽機能以外で使えないのか
ウォークマンケータイとして登場した「W42S」の注目ポイントは、音楽専用の操作機構「ミュージックシャトル」。音楽プレーヤーの起動や前後曲へのスキップ、音量調整、早戻し/早回しなどの操作を行えるものだ(5月23日の記事参照)。
これが音楽専用であることを“もったいない”と思うユーザーも多く、「文字入力時に使えないのですか」「実はこっそりほかの操作もできるのでは」といった質問が寄せられた。
発表会に展示されたものと同じデモ機で試したところ、音楽関連とFMラジオの機能以外では動作しなかった。
質問:数字キーと十字キーの間の指の行き来はスムーズか
スライドスタイルの携帯電話で気になるのは、文字入力時に指をスムーズに動かせるか。「十字キー側が分厚くて、指を持っていくのがしんどいということはないのか」と心配する声もある。
スライドケータイの場合、厚さもさることながら、十字キー部分からダイヤルキー面に続く傾斜のなだらかさや、クリアキーの位置なども文字入力のしやすさに影響するため、ここが設計者の腕の見せどころにもなる。
日立のスライドケータイ「W22H」は、端末はそこそこ厚みがあったものの、十字キーからダイヤルキーに至るまでのラインが絶妙なため、文字入力しやすいと評判だったが、W42Sはどうだろう。
端末を見ると分かるが、十字キーとダイヤルキーの間は離れ気味だ。折りたたみ携帯の(十字キーとダイヤルキーの)距離に慣れている人は、最初は違和感を覚えるかもしれない。
十字キー側のボディはそこそこの厚みはあるものの、なだらかな傾斜をつけているため、この部分でそれほど使いづらい印象は受けなかった。
質問:シャトルプレーヤーのデザインを全部見たい
シャトルプレーヤーは、au Music Playerのほかに、W42S独自のものとして搭載している音楽プレーヤー。音楽再生中にアニメーション映像が表示されるビジュアライザ(スキン)に対応し、好みのものを選んで表示させることが可能だ。
このビジュアライザについて、「どんなものがプリセットされているのか、全部見せてください」という要望が寄せられた。発表会に展示されたものと同じデモ機に入っていたのは以下の5種類。下段の2つビジュアライザは、ボディカラーに合わせた色のものがプリセットされる(掲示した画面はプリズムホワイトのもの)。なおビジュアライザは、ソニー・エリクソンの携帯向けメーカーサイト「SonyEricsson@ez」で新しいものを配信する予定だという。
質問:スライドはどんな開き方をするのか
ソニー・エリクソン初のスライドケータイ「W31S」は、スライド機構にバネとオイルダンパーを採用し、端末側面のスライドバーを動かすと、オーディオのカセットの扉がジワーっと開くようにスライドが開く仕組みになっていた(4月1日の記事参照)。この開き方を懐かしむユーザーは多いようで、「W42Sのスライドはどんな感じで開くのか」という質問が多数寄せられた。
W42Sのスライド機構にはオイルダンパーは採用されておらず、途中までスライドさせるとあとはバネの力で開ききるW22H(2004年11月の記事参照)のような開き方になっていた。
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