写真で解説する「M702iS」(1/2 ページ)
アルミの外装とステンレスシートキーを搭載したモトローラ製の「M702iS」は、海外で高い人気を誇るRAZRをベースにしたFOMA最薄の端末だ。
FOMA最薄となる14.9ミリのアルミボディーをまとって登場したモトローラの「M702iS」は、海外で人気の高い「RAZR」のドコモ向けモデルという位置づけだ。ボディカラーはNeo black、Hot pink、Cool silverの3色を用意している。
- →日本語入力の使い勝手は──「M702iS」「M702iG」
- →“もっさり”してる?──「M702iS」「M702iG」
- →メールの使い勝手は?──「M702iS」「M702iG」
- →Bluetoothは何に使える?──「M702iS」「M702iG」
- →音楽再生機能を再検証──「M702iS」「M702iG」
- →マルチタスクの使い勝手は──「M702iS」「M702iG」
- →イヤフォンはどう接続するのか──「M702iS」
ついに日本にもRAZRが登場
最大の特徴はアルミ製の外装とステンレス製のキーパッドにより実現したスリムなボディーだ。国内ではボーダフォンからサムスン電子製の薄型3G端末「804SS」がすでに発売されているが、世界的に見ればモトローラの「RAZR」こそが薄型携帯の先駆けであり、真打ち登場ということになる。
同時に発表された「M702iG」のような、GSMやGPRSの国際ローミングには対応していないものの、3Gローミングをサポートしており、海外でもW-CDMAネットワークのある地域でなら利用できる。ネットワーク自動切替機能やダイヤルアシスト機能を持っており、海外でも面倒な設定をすることなく通話やメールの送受信が可能だ。
3Gローミングに対応した「N902iS」や「P902iS」と同様、海外にいてもiモードやiモードメールが利用でき、iチャネルも受信できる。
またBluetoothを搭載している点も特筆に値する。Bluetoothは700シリーズの端末としては初めての搭載となる。対応プロファイルは「現在詰めている段階で詳細は話せない」(説明員)とのことで聞けなかったが、データの送受信や音楽再生、ハンズフリーなどの機能には対応する予定だという。
ダイヤルキーはステンレス製のシートキーを採用している。一般的なボタン型のキーボードよりもストロークが短いが、しっかりしたクリック感があり打ちやすい。最初は違和感を覚えるかもしれないが、すぐに慣れるだろう。
背面には1インチのサブディスプレイを搭載し、96×80ピクセルの領域に時計やステータスなどが表示可能だ。CMOSセンサーを採用した有効130万画素のアウトカメラはヒンジ部に配置されている。薄型化のためかマクロ撮影機能は非搭載となっており、撮影補助用のLEDも持たない。さらにQRコードの読み取りには非対応となっている。
非常にスリムなボディには、必要最小限のボタンとコネクタしか用意していない。左側面にはデータの送受信から充電までをまかなうmini USB端子を備えるほか、3つのボタンがあるが、至ってシンプルな設計だ。このボタンはボリュームの上げ下げやカーソルの移動などに利用できる。ただ、ディスプレイの横なので端末を開いた状態では少々押しにくい。右側面にもボイスレコーダー機能を呼び出す専用ボタンと赤外線ポートしかない。
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