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国内モデルと海外モデル、韓国ビッグ3はどんな端末で勝負する?韓国携帯事情(3/3 ページ)

韓国でも2006年夏モデルのリリースラッシュが始まった。国内向けモデルと海外向けモデルの開発を手掛ける韓国端末メーカーの新モデルについて、各市場に向けた端末の傾向を探る。

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 Pantechは、携帯電話のデザイン力を高めることで、世界市場にアピールすることを目指して「グローバル・デザイン・プロジェクト」を開始した。同プロジェクトは「海外の人材との交流プログラム」「海外ワークショッププログラム」「外国の大学との産学協同プログラム」の3つを軸に進められている。

 とくに「海外の人材との交流プログラム」では、米国の「Fuse Design」やドイツの「Design 3」などの有名デザイン会社と提携。これらの会社にPantechの社員を送り、共同でプロジェクトを進める。

 海外のワークショップを積極的に支援するほか、カリフォルニア芸術大学と産学協同の研究開発を行うなど、多様なプログラムが進行しており、ここから出てくる成果に大きく期待できそうだ。

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「Fuse Project」やカリフォルニア芸術大学などのデザイン関係者と、Pantech関係者によるワークショップの様子

佐々木朋美

 プログラマーを経た後、雑誌、ネットなどでITを中心に執筆するライターに転身。現在、韓国はソウルにて活動中で、韓国に関する記事も多々。IT以外にも経済や女性誌関連記事も執筆するほか翻訳も行っている。

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