カシオ計算機と“カツオ”の関係:Mobile Weekly Top10
カシオ計算機が2007年夏モデルから採用した新キャラクター“Bonite”の由来は、どうやら同社の社名にあったようだ。
今週のアクセスランキングでトップを飾ったのは、6月22日に掲載した販売ランキング。ドコモの904iシリーズが順調に発売され、全機種がランクインしたこともあって注目を集めたようだ。この週はドコモ、ソフトバンクモバイル、そしてイー・モバイルから次々に新しい料金プランが発表されたこともあり、料金プランに関する記事も多くランキングに名を連ねた。
ところでランキングの9位には、カシオ計算機製のWIN端末「W52CA」が6月26日から発売されることを告知する記事も入った。W52CAといえば、忘れてはならないのがプリインストールされている新キャラクター“Bonite”だ。すでに発売された端末を入手して、そのシニカルな動きに魅了されている人も多いことだろう。
好評を博したアデリーペンギンに次ぐ新しいキャラクターとして採用されたBoniteは、フランス語で「カツオ」を意味する(厳密にはソウダガツオというらしい)。アデリーペンギンと同じく、カシオ計算機の城聡子氏が生みの親だ。2006年11月のインタビューで、「実は1つ新しいアイデアも模索中です」と話していた同氏のアイデアとは、このカツオだったのかもしれない。
しかしなぜ選ばれたのが“Thon”(マグロ)でもなければ“Maquereau”(サバ)でもなく、Boniteだったのだろうか。
先日W52CAの開発者にインタビューした際にその理由をたずねたところ、開発本部 デザインセンター 第4デザイン室の井戸透記氏は「カシオにかけたシャレです」と話していた。「よく領収書なんかに間違えて書いてあるんです。カツオ計算機って(笑)」(同氏)
先日も、W52CAの発売記事でキャプションに「カツオの『Bonite』」と記載したところ、社内外から「カシオの『Bonite』の間違いではないのか」とのご指摘をいただいた。カシオとカツオ──。そこには深い関係があったのだった。
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