レビュー

フォントはワイドVGAに最適化されているか?――「912SH」「912SH」の“ここ”が知りたい(3)(2/2 ページ)

912SHは、480×800ピクセル表示対応のワイドVGAディスプレイを搭載するのも特徴。1つの画面にどれほどの情報を表示できるのか、今回はディスプレイ性能について検証する。

前のページへ |       

質問:横向きのユーザーインタフェースは使いやすいか

 912SHは、ディスプレイを90度回転させて横画面表示にすると、それに合わせて画面も横向きになるインタフェースを持つ。カレンダー表示を横向きにすると、左に日付、右に予定を表示する。メールの受信ボックスでは、左にメールフォルダ、右にメール一覧+本文を表示する3ペイン表示ができるなど、横画面を生かした表示もある。

 横画面への切り替えはスピーディで、もっさりした印象はない。また、サブメニューも横画面用に切り替わる。


横画面用の待受画面も用意。横画面と縦画面、それぞれに待受画面を設定できる
Yahoo!ケータイやメール本文の画面は横表示にすると、1画面あたりの情報量が縦表示よりも減ってしまう。文字もやや読みにくいので、縦表示のほうが向いているだろう

ほとんどのPCサイトは、横画面で表示するほうが見やすい

質問:PCサイトブラウザで表示できるページの上限は?

 912SHは、下り最大3.6Mbpsの高速通信が可能なHSDPAに対応し、ワイドVGAディスプレイを搭載する。内蔵するPCサイトブラウザで、PC向けサイトを快適にブラウジングしたいところだが、PCサイトブラウザで表示できるページサイズは従来機と同じく最大500Kバイト。さらに、メールで送受信できる添付ファイルも最大300Kバイトのまま。残念なことに、キャリアのネットワークが高速、高解像度を生かす環境になっていないようだ。

advertisement

「ITmedia +D モバイル」は、PCサイトブラウザではすべて表示できなかった
前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.