少々腑に落ちない部分はあるが……かなり“カメラ”っぽくなった──「Advanced/W-ZERO3[es]」:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/3 ページ)
いままで、画質うんぬん以前に「オマケ」っぽいできだった印象があるW-ZERO3シリーズのカメラ機能。ではWindows Mobile 6を採用してデザインや中身を一新した新機種「Advanced/W-ZERO3[es]」はどうか。気になる画質やその使い勝手をチェックする。
では画質をチェックしていこう。まずはいつもの黄色い象のすべり台を、Advanced/W-ZERO3[es]とW-ZERO3で撮り比べてみる。
こうして見比べると、基本画質はだいたい同じ。ただしこの作例ではそれほど分からないが、室内でのオートホワイトバランスなどに改善された点も多く、結果、Advanced/W-ZERO3[es]の方がトータル画質はいいように感じる。
次は横位置で撮影。
象のすべり台がやけに明るい。これは背景の緑が暗いために全体的に露出オーバーになったためだと思われる。全体的にそのような傾向が見られた。
特にあずまやの作例で、より顕著に出ている。
暗い色が多いため、全体が大きく露出オーバー。というわけで、明るさを-2にして撮ってみる。
こうすると色も落ち着いて、いい感じになる。
ところで、これまでの作例をよく見ていただきたい。中心がずれているのが分かるだろうか。あずまやの作例はを中央に置いて取ったはずなのに、少し右にずれてしまったのである。
じつはAdvanced/W-ZERO3[es]のファインダー画像は、左側(縦位置のときは下側)と上下(同、左右)が切れる。これはひどい。中心がずれるので、撮影時にファインダーに見える範囲と実際に写る範囲が横位置だと右に、縦位置だと上にずれてしまうのである。……なぜこんな仕様になっているのか、ナゾである。
具体的にはこのような感じだ。
では気を取り直して、風景写真をいくつか。
2枚目の猫の写真は-1の明るさ補正をして撮影したものだ。
続いてマクロ。
マクロは約8センチから10センチとけっこう近くまで寄れる。
関連キーワード
マクロ | ±0 | Windows Mobile | Advanced/W-ZERO3[es]
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.