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「ドコモ中村社長が退任、副社長の山田氏が社長就任」との報道
4月18日に「新ドコモ宣言」を発表したドコモの中村維夫氏が社長の座から退くとの報道があった。ドコモでは「決定している事実はない」と否定している。
「新ドコモ宣言」で1人負けの現状を脱し、ユーザーに愛されるドコモを目指して新たなスタートを切ることを発表したNTTドコモだが、その日に「社長の中村維夫氏が取締役相談役に退き、副社長の山田隆持氏が社長に昇格する」という報道が流れた。ドコモでは「決定している事実はございません」とコメントしている。
中村維夫氏は、2004年6月にドコモの社長に就任した。1998年からドコモの取締役経理部長を務め、ドコモの東証一部上場の際に尽力したほか、FOMAの立ち上げ時に関わり、FOMAが軌道に乗るまで営業分野でリーダーを務めた経歴を持つ。
社長に就任してから4年、ソフトバンクモバイルの台頭や番号ポータビリティ(MNP)制度導入など、2006年以降は特に苦戦を強いられており、現状を打開するための「新ドコモ宣言」だったわけだが、経営体制も刷新する可能性が出てきたことになる。
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次期社長には現在代表取締役副社長 法人営業本部長を務める山田隆持氏の名が挙がっている。
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