レビュー

閉じたまま通話できるのか――「FULLFACE 2 921SH」「FULLFACE 2 921SH」の“ここ”が知りたい(3)

タッチセンサーやモーションセンサーなどが目を引く「FULLFACE 2 921SH」だが、ダイヤルキーの押し心地やキーレスポンスなど、基本的な操作性をについての質問も多く寄せられた。

フルスライド端末「FULLFACE 2 921SH」。ボディカラーはブラック、ホワイト、ピンク、ゴールド、ブライトブルーの5色

質問:ダイヤルキーは押しやすいのか

 「FULLFACE 2 921SH」は、十字キー、ソフトキー、ダイヤルキーをすべてダイヤルキー側ボディに集約させたフルスライドなデザインが特徴。これらのキーの押しやすさや操作感についての質問が寄せられた。

左がFULLFACE 2 921SH、右がFULLFACE 913SH。キーが占める面積はほぼ同じだが、913SHのほうがキーの向きに傾斜がついている。なお、913SHのキーはつや消しの質感だが、921SHのキーは光沢感がある(左)。左からSH905i、FULLFACE 2 921SH、MEDIA SKIN。MEDIA SKINよりはFULLFACE 2 921SHのほうがわずかにダイヤルキーの位置が高い(右)

 本体のディスプレイ面に十字キーとソフトキーを搭載するよくあるスライド端末とくらべ、これらのキーをすべてダイヤルキー側ボディに配置するFULLFACE 2 921SHでは必然的にキー面積が狭くなってしまう。

 実際に操作したところ、十字キーとソフトキーの大きさは、折りたたみ型や一般的なスライド型と大差はなかったが、ダイヤルキーはやや小さいと感じた。NTTドコモのSH905iの各ダイヤルキーの縦ピッチは約6.5ミリだが、FULLFACE 2 921SHのダイヤルキーは約5ミリ。わずか1.5ミリの差だが、この違いは大きい。

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ダイヤルキーは、わずかに波打つ形状になっている

 文字入力時に誤入力してしまうほどではないものの、折りたたみ型と比べると、窮屈な感は否めない。ただし、FULLFACE 2 921SHのダイヤルキーはわずかに波打った形状となっており、小さいながらも押しやすいよう配慮されている。なにより、キーのサイズ感は個人の指の大きさによって変わってくるので、店頭展示機やモックアップなどで確認したほうがいいだろう。

質問:閉じたまま通話できるのか


上から2番目のマナーボタンの短押しで応答、下から2番目のサイド終了ボタンの長押しで終話できる

 FULLFACE 2 921SHはタッチレガードセンサーを使い閉じたままさまざまな操作ができる。閉じた状態で通話できるのか、という質問が寄せられた。

 FULLFACE 2 921SHの右側面にはいくつかのキーが並んでおり、閉じた状態ではマルチジョブ機能/マナーボタンが発話キー、サイド終了ボタンが終話キーの役割を果たす。それぞれ発話/終話を示すアイコンが付いているので迷うことはないだろう。

 閉じたままマルチジョブ機能/マナーボタンを押すと、ディスプレイには着信履歴とリダイヤル項目が表示される。ここからタッチレガートセンサーを操作して電話をかけることができる。また、アドレス帳も呼び出せるため、登録した相手なら閉じたままでも電話をかけられる。

 閉じた状態で着信した場合も、マルチジョブ機能/マナーボタンを押して応答する。通話を終了するときは、サイド終了ボタンを長押しすればよい。なお、本体を開くと着信に応答できるよう設定することもできる。

メニュー→「設定」→「通話/TVコール設定」→「スライド通話設定」→「オープン通話」を「ON」にすると、本体を開いて着信に応答できる。クローズ終話の設定も可能だ
閉じたときの着信時の画面(左)と、応答時の画面(右)

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