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ウィルコム、割賦債権の流動化で100億円を調達

ウィルコムは、端末割賦販売の債券を流動化し、国内ABS市場と国内ABL市場から100億円を調達した。資金は運転資金にあてる。

 ウィルコムは6月25日、端末の割賦販売債券を流動化させて100億円を調達したことを発表した。資金は運転資金にあてるとしている。

 同社は端末を割賦方式で販売する「W-VALUE SELECT」の債権を、国内ABS(資産担保証券)市場および国内ABL(流動資産担保融資)市場で発行。格付はムーディーズで「Aaa」、格付投資情報センター(R&I)では「AAA」を取得した。

 W-VALUE SELECTは2007年7月から始まった端末販売制度。当初は一部の機種のみ、また機種変更の場合のみが対象だったが、のちに新規契約を含む個人向け端末はすべて割賦販売の対象となった。

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 なお国内キャリアでは、ソフトバンクモバイルが端末割賦販売方式「新スーパーボーナス」の債権を流動化させ、881億円を市場から調達している(2007年6月の記事参照)

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