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ケータイ冬商戦、もう終わり?──顔ぶれ変化なく、変動穏やかに携帯販売ランキング(1月5日~1月11日)(1/4 ページ)

正月気分が落ち着いてきた1月中盤、携帯冬商戦もどうやら落ち着いてきたようだ。今回は新たに発売された機種はなく、各キャリアでランクインした端末の顔ぶれは変わらず、大きな順位の変動もなかった。

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顔ぶれ変わらず、ランキングも穏やかに


N-02A

 今回は、年末年始の期間に生じたやや大きな変動から一変、新機種の登場もなく、ランクインする端末の顔ぶれは変わらなかった。

 首位は前回と同様に、NEC製の「N-02A」が獲得。連続首位記録を「2」に伸ばした。

 続いて2位に富士通製の「F-01A」(前回3位)、3位にシャープ製の「SH-03A」(前回4位)、4位にパナソニック モバイルコミュニケーションズ製の「P706iμ」(2008年夏モデル)、5位にシャープ製の「SH-02A」(前回7位)が入った。

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 2008年冬モデルでランキングの8割を占める状況は前回と変わらず、新機種は首位のN-02A以下、富士通製端末がF-01Aと「F-02A」(今回8位)の2機種、シャープ製端末がSH-03AとSH-02A、「SH-01A」(今回9位)の3機種、パナソニック モバイル製端末が「P-01A」(今回5位)と「P-03A」の2機種がランクインしている。

 これら新機種の中で、P706iμは2008年夏モデルで唯一奮闘。2009年1月現在、販売店では706iシリーズを中心に「バリュー一括1円/0円」と格安に販売する例が多く見られ、新機種にこだわらない層を中心に引き合いが増えているという。

 ちなみにこのバリュー一括1円/0円は店舗が定める6つほどのオプション加入を条件とするものだが、必要としないオプションは一律500円ほどの増加で省くことも可とする店舗もある。この場合、例えば6つ分のオプションが必要ないなら6×500円増しの「バリュー一括3000円」となるが、それでもそれほど高価にはならない。このように1月中旬現在、ドコモ端末に限らず各キャリアの格安旧機種がかなり増えている。「とにかく安価に購入したい」と考える人は週末にでも携帯ショップをのぞいてみてはいかがだろうか。

 さて、冬商戦向け新機種の購買需要が落ち着いてくるとともに、次は重要な新年度“春商戦”が気になってくる。ドコモは2008年11月に2009年春商戦向けモデルも含めて一挙に22機種発表したので、“春モデル”として新たな機種を多数発表することはないと思われるが、2009年発売予定とする残りの“春商戦向け”冬モデルもそろそろ登場してくることだろう。

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