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アナタ好みの写りはどれ?――ドコモ夏の“カメラケータイ”比較(基本編)荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/4 ページ)

今回はドコモのSH-06A、P-07A、F-09A、N-06Aのカメラ機能を横並びで比較。操作性に加え、写りの個性もそれぞれ顕著に現れた。

  • うっそうとした木立
SH-06A(写真=左)とP-07A(写真=右)の作例
F-09A(写真=左)とN-06A(写真=右)の作例

 実はこの作例はちょっといじわる。こういう特定の色合いに偏ってて、日差しもあまり入らない場所は、オートホワイトバランス泣かせなのだ。でも、夏休みに自然に親しみにいくと、こんなところでも撮るよね、ってことで。

 見事に緑まみれの光景にひっぱられてしまったのがF。NとPはまあまあうまくまとめている。ものすごく優秀だったのがSH。一目瞭然。ちゃんとササの葉のしっとりした緑が出てる。SHは何気にすごいかも。

  • ひまわり
SH-06A(写真=左)とP-07A(写真=右)の作例
F-09A(写真=左)とN-06A(写真=右)の作例

 ひまわりをアップで。Nはちょっと青っぽいのでひまわりがレモン色っぽくなってしまった。でもどの端末も近距離の撮影はなかなか。

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  • 青空と建物
SH-06A(写真=左)とP-07A(写真=右)の作例
F-09A(写真=左)とN-06A(写真=右)の作例

 青空と建物。同じ位置で撮っているが、広角系とそうじゃないので写っている範囲が大きく異なる。画角の参考にしてください。

 青空が一番さわやかな青に写り、シャープネスも強めでくっきりしてるのがN。Pの青空が一番ポピュラーな感じか。まあ、どんな青空が好きかは好みだけれども、こうしてみると意外に差は出るのである。

  • 日陰にいる屋外の猫
SH-06A(写真=左)とP-07A(写真=右)の作例
F-09A(写真=左)とN-06A(写真=右)の作例

 うっそうとしている暗がりで、岩の上にいた猫を撮影。SHはとりあえず優秀。ただ、シャッタースピードが1/17秒と遅かった。もうちょっとISO感度を上げてシャッタースピードを速くしてもよいんじゃないかと思う。高感度がウリなんだし。

 Pもシャッタースピードが遅めで、一部被写体ブレしてしまった。

 意外に優秀だったのがN。撮影時のISO感度は不明だが、シャッタースピードから判断するに、他機種より高めになっている。その分シャッタースピードも上がっててブレにくいし、色もなかなか出ている。よく見ると感度を上げたことによる色ノイズが出ているのだが、まあ、それはそれとして。

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