“新鮮な地図”が魅力――「いつもNAVI」無料トライアルでその実力を知る
ゼンリンデータコムが、Androidスマートフォン向けのナビアプリ「いつもNAVI」の無料トライアルを期間限定で実施している。頻繁にアップデートされる新鮮な地図とケータイで培った使いやすいユーザーインタフェース、そしてこれらの要素を融合して生まれた精細なナビゲーションを体験してみるいいチャンスだ。
ゼンリンデータコムが提供する地図+ナビゲーションサービス「いつもNAVI」のAndroidスマートフォン向けアプリが、現在無料体験期間中なのをご存じだろうか。
“ゼンリン”の名は、文字が次々と画面に現れ「ナビのポイントは地図だから!」で締める個性的なテレビCMで耳にしたことがあるかもしれない。そのCMの通りゼンリンは、日本全国の詳細な住宅地図などを手がける地図会社で、その地図の精度の高さには定評がある。この精度の高い地図データを基に、ゼンリンデータコムがケータイおよびスマートフォン向けに提供している地図サービスとナビゲーションサービスが「いつもNAVI」である。
「いつもNAVI」のAndroid版は、1月31日からソフトバンクモバイル向けに、2月4日からはNTTドコモ向けに(ドコモ版はアプリ名が「地図アプリ(トライアル版)」)、そして2月14日からKDDI向けに無料トライアル版が提供されている。現在地の地図や周辺情報の検索、渋滞情報の表示、徒歩・電車・車のナビゲーション、乗換案内や時刻表検索などのサービスが利用可能だ。対応機種を持っているなら、まずはアプリをダウンロードして使ってみてほしい。無料期間は地図アプリ(トライアル版)が10月31日(予定)まで、「いつもNAVI」のソフトバンクモバイル版とau版は6月30日(予定)まで。
「いつもNAVI」のダウンロード
ドコモ版:ドコモマーケット(スマートフォン)→「コンテンツ一覧」→「地図アプリ」
au版:au one Market→「カテゴリ」→「地図・交通」→「ナビゲーション」
ソフトバンク版:Androidマーケットからダウンロード
※無料期間は地図アプリ(トライアル版)が10月31日(予定)まで、「いつもNAVI」のソフトバンクモバイル版とau版は6月30日(予定)まで
「いつもNAVI」の対応機種
地図アプリ(トライアル版):Android 2.1以降を搭載したGALAXY Tab、GALAXY S、LYNX 3D SH-03C、Xperia SO-01B、REGZA Phone T-01C
いつもNAVI:Android 2.1以降を搭載したIS03、REGZA Phone IS04、GALAPAGOS 003SH、HTC Desire HD 001HT、Dell Streak 001DL、Libero 003Z、HTC Desire X06HTII、HTC Desire X06HT
「いつもNAVI」は地図の鮮度が高い
Androidスマートフォンには、Googleマップが標準でプリインストールされており、あえて別に地図を用意する必要などあるのかと疑問に思う読者もいるかもしれない。地図データそのものは、Googleもゼンリンから購入したものを利用している地域があるので、見た目までほとんど同じというケースもある。
しかし、道路や建物などの情報は、地図とは関係なく、さまざまな事情で変化する。新しく道が開通したり、ビルが建て変わったりすると、地図との食い違いが生じる。そこで地図データを作っているゼンリンは、地図の情報を最新のものに保つため、年間で延べ28万人の調査スタッフを投入し、建物1軒1軒を歩いて確認し、交通規制やバス停、交差点名の変更なども必ず目視で調査している。
こうしてメンテナンスされた、鮮度の高い最新の地図は、年3回の定期更新と逐次更新を適宜組み合わせて既存の地図データに反映される。ゼンリンデータコムの「いつもNAVI」では、この最新の地図データが利用できるのだ。
自社で地図を作っていないサービスプロバイダーは、地図データを購入して自社のデータベースに反映させる必要があるため、更新間隔が若干長く、最新の状況が反映されるまでに時間がかかる。ゼンリンの最新の地図データを閲覧できる「いつもNAVI」なら、ナビゲーションルートの計算時も正確性が高い。
例えば川崎市の首都高速神奈川6号川崎線の殿町インターから大師インターの間をGoogleマップで見てみてほしい。このエリアは2010年10月20日に開通した比較的新しいエリアで、地図がまだ更新されていないが、「いつもNAVI」ではしっかり更新されており、ナビゲーションのルートとしてもちゃんと利用される。「いつもNAVI」が採用しているゼンリンの地図データは、高速道路や幹線道路の開通といった地図上の大きな変更の場合、最短では開通日に更新している。そうでない細かい地図の変更も、毎月のように更新をかけているという。
また無料版ながらVICS(渋滞や交通規制などの道路交通情報をリアルタイムに送信し、カーナビゲーションなどの車載機に文字・図形で表示するシステム)の渋滞情報が表示できるのもポイントだ。通常は有料のナビゲーションアプリでなくては確認できない渋滞情報が無料でチェックできる。
「いつもNAVI」はデータが充実
こうした最新の地図情報と、10年以上培ってきたケータイ向けナビゲーションサービスのノウハウを基に提供されるルート案内は、地図メーカーが提供する詳細なパラメーターを生かした精度の高いものになっており、特に歩行者ナビゲーションで大きな威力を発揮する。
クルマ向けのナビゲーションと歩行者向けのナビゲーションは、似ているようだが実は大きく異なる。クルマは通れる道が限られていて、一般的には幅員3.5メートル以下の道を案内ルートに採用することはない。階段のような段差のある場所も通行できないので除外される。しかし歩行者であれば、通れる場所は格段に増える。階段や狭い路地なども通行できるので、「いつもNAVI」はさまざまな可能性を考慮して通りやすく、短時間で異動できるルートを提示してくれる。
興味深いのは、広い公園を突き抜けていくルートや、歩道橋を渡るルートなどもしっかりと案内してくれること。人しか通れない道も、すべて歩いて調査したゼンリンの住宅地図をベースにしているので、正確に案内できるのだ。
また電車の乗り換え検索機能も搭載しているので、徒歩ルートだけでなく、特定の場所から目的地までの電車ルートも確認できる。無料のトライアル版とはいえ、「いつもNAVI」はカーナビとしても活用できる。カーナビと歩行者ナビの両方の機能が1本のアプリで利用できるわけだ。
迷ったら「いつもNAVI」を起動せよ
地図をスクロールすると、画面から情報が消えてしまうアプリもあるが、「いつもNAVI」は主要な道路などが細い線で描かれる。スクロールしている間に道からそれてしまい、自分が行く場所を見失ってしまう、といったことが起こらない
このほかにも、「いつもNAVI」には地図メーカーならではの使い勝手に関する工夫が用意されている。例えば移動中の地図の表示方法。「いつもNAVI」を起動して地図をスクロールしてみるとすぐに分かるが、主要な幹線道路は瞬時に表示される。読み込むまで画面が空白になることがないのだ。特にカーナビとして利用する際には、先のルートを確認したくなることがしばしばあるが、地図をスクロールして画面に何も表示されなくなるとユーザーは不安になる。そのため主要な道路は細い線にはなるものの必ず画面に表示する。この機能はケータイナビのころから実装しており、使い勝手のよさを支えている。
画面表示を時間に応じて暗くできる「時間帯で地図を自動切替」というオプションも用意。カーナビとして利用する際に、このオプションをオンにしておくと、地図の中心緯度経度や日付と時刻などの情報から、画面を暗くするべき夜間には自動的に画面の白い部分が黒になり、暗い車内でもまぶしくない画面に切り替わる。もちろん歩行者ナビとして利用する際にも、夜の屋外ではこの画面が見やすくていい。
一定時間1カ所にとどまっていると、地図の上部に現在地の住所、そして上下左右に最寄駅などの情報を表示してくれる機能も便利だ。こちらは歩行者ナビ利用時などに重宝する機能。自分がどこにいるのか分からなくなったとき、じっと地図を見つめれば進むべき方向が見えてくるというのはなんとも心強い。
迷ったときは「いつもNAVI」を起動せよ。
日本の街路を知り尽くしたゼンリンの地図を利用する、ゼンリンデータコムの「いつもNAVI」は、日本のユーザー向けに10年以上提供してきたナビゲーションサービスのノウハウをAndroidスマートフォン向けに移植した、有用なナビゲーションアプリだ。今後提供予定の有料版では、さらに高度な機能も実装予定だが、まずはその魅力を無料のトライアル版で感じてみてほしい。
「いつもNAVI」のダウンロード
ドコモ版:ドコモマーケット(スマートフォン)→「コンテンツ一覧」→「地図アプリ」
au版:au one Market→「カテゴリ」→「地図・交通」→「ナビゲーション」
ソフトバンク版:Androidマーケットからダウンロード
※無料期間は地図アプリ(トライアル版)が10月31日(予定)まで、「いつもNAVI」のソフトバンクモバイル版とau版は6月30日(予定)まで
提供:株式会社ゼンリンデータコム
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2011年3月30日
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