通話もおサイフも使える、DTCP-IP対応でツウ好みなサイズ感──「MEDIAS TAB N-06D」の買いどころをチェック:もうすぐICS化も、ということで(1/4 ページ)
Xi、通話、おサイフ、テザリング、DLNAネットワーク再生、防水、大容量バッテリー、7型ワイドの絶妙サイズ。意外と心地よく使えるタブレットが「MEDIAS TAB N-06D」だ。改めてチェックする、本機の“おいしいところ”とは。
異彩のほぼ全部入り、7型サイズの“ちょうどよい”タブレット
大きすぎる、小さすぎる、重い、遅い、高い、性能不足、機能が物足りない……。タブレットは、PCとスマートフォンのニーズの中間を埋める新たな機器カテゴリとして、ラインアップ増加とともにユーザーにもじわじわ普及し出してきている。ただ、中間だけにPCやスマートフォンと比べ、上記のように評価してしまう人もいる。
というわけで、(発売から少し日が経過したが、改めて)NTTドコモのNEC製7型タブレット「MEDIAS TAB N-06D」(以下、MEDIAS TAB)はどうか。PC利用者/モバイル利用者の両視点でチェックしてみよう。
MEDIAS TABは2012年4月に始まったマルチメディア放送「NOTTV」対応が特徴の1つになる機器だが、それ以外にも本体単体で音声通話OK、おサイフケータイ搭載、赤外線通信可能、ワンセグ、防水、LTE(Xi)、LTEテザリング対応といった機能や特長を、厚さ9.9ミリのスリムボディに詰め込んでしまった、異彩とも言える超多機能なAndroidタブレットだ。
基本スペックは、1280×800ドット表示+静電タッチパネル付きの7型ワイド液晶ディスプレイ、デュアルコアで最大1.2GHz動作のSnapdragon S3(APQ8060)プロセッサ、16Gバイトのフラッシュストレージと1Gバイトのメインメモリ、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN、Bluetooth 4.0+LE、GPS、Xi/FOMA両対応の通話・通信機能を搭載する。
本体サイズは200(幅)×120(幅)×9.9(厚さ)ミリで重量は約349グラム。フラットで余計な装飾がない9.9ミリ厚ボディはもちろん、7型タブレットとしてかなり小型・薄型・軽量ながら、IPX5/IPX7相当の防水+IP5X相当の防じん性能も備えるのもかなりの高ポイントだ。
さらに、いわゆるガラケー3種の神器となる「おサイフケータイ」「ワンセグ」「赤外線通信」、そして「NOTTV」受信機能も加わる。NTTドコモのタブレットでここまでほぼ全部入りとするのは本機が初であり、ワンセグは録画予約も可能、さらにオートGPS対応であるのも初である。
さらに、タブレットなのに単体での音声通話にも対応する(本機を耳に当てて、普通のスマートフォンと同様のスタイルで通話できる)うえ、FeliCa(おサイフケータイ機能)も内蔵するのでコンビニ・ファミリーレストラン決済などはもちろん、やろうと思えば改札通過も単体で行える。分かりやすく言えば、国内固有の機能をしっかり備えたスマートフォンが7型ワイドのサイズになった機器だ。やはり異彩を放つタブレットである。
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