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世界初のIGZO搭載――「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」は“ここ”が新しい!(2/2 ページ)

シャープの新型スマートフォン「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」は、世界で初めてディスプレイに「IGZO」を採用したモデル。このIGZOは何がすごいのか。そしてSH-02Eはスマートフォンとしてどんな進化を遂げたのか。その見どころを徹底チェックした。

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カスタマイズしてより使いやすくなった「Feel UX」

 シャープは2012年夏モデルから、サンフランシスコを本拠地にグローバルで活躍するデザインハウス「frog」と共同開発したユーザーインタフェース「Feel UX」を採用している。SH-02Eにも搭載されているが、細かいカスタマイズが可能になり、自分なりに使いやすく調整できるようになった。

 スリープを解除すると表示される「ウェルカムシート」(ロック画面)には、アプリのショートカットアイコンが配置され、そこからアプリを素早く起動できる。SH-02Eでは、ショートカットに置くアプリは好きなものを選んで変更できるようになった。ウェルカムシートに設定メニューが用意され、「ショートカット」からアイコンと置く場所を選んで設定できる。また、従来通り、ウェルカムシートには最大5枚の写真をセットでき、左右にフリックして切り替えられる。

ロック画面で鍵アイコンをタッチするか、上にドラッグするとアプリのショートカットが出現(写真=左)。配置するショートカットは、「ウェルカムシート設定」から変更できる(写真=中、右)

 ホームUIは、「アプリ」「ウィジェット」「ショートカット」の3つのシートで構成される「3ラインホーム」が引き続き採用されている。SH-02Eでは、このシートの順番を入れ替えられるようになった。また、画面下部の「ナビバー」も変更が可能。初期状態では電話、メール、ブラウザとアプリ使用履歴のアイコンが並ぶカスタム設定だが、「電話/メール/ブラウザ」の代わりに、Android 2.3で標準だった、「戻る/ホーム/メニュー」が並ぶ標準ナビバーに切り替えることができる。

 ナビバーの切り替えは、3ラインホームの先頭で下方向にフリックすると表示されるメニューから。「ホーム設定」の「ナビバー切替設定」で標準とカスタムを切り替える。また、「ナビバーアプリ設定」でカスタムナビバーに表示するアイコンを設定できる。「アプリの表示設定」から、アイコンの表示/非表示を切り替えることもできる。削除できないが不要なアプリは非表示にすると、アプリシートがすっきりして、必要なアプリを見つけやすくなる。

おなじみの3ラインホーム。SH-02Eでは「アプリ」「ウィジェット」「ショートカット」の部分をドラッグ&ドロップすることで、場所を入れ替えられる。ショートカットをよく使う人はショートカットを左端に移動させるといいだろう(写真=左)。ナビバーを含む3ラインホームの設定は、3シートの先頭で画面を下にドラッグすると出現するメニューから行う(写真=右)
「ホーム設定」の「ナビバー切替設定」で「標準」と「カスタム」を切り替えられる(写真=左)。「ナビバーアプリ設定」で、カスタムで表示するアプリを選んで登録できる(写真=中)。「アプリの表示設定」で不要なアプリのアイコンを「OFF」にすると、アイコンを非表示にできる(写真=右)

 ステータスバーからいつでも引き出せる通知パネルもカスタマイズが可能だ。通知パネルの最上部には、Wi-FiやGPSなどのオン/オフをコントロールするボタンが並ぶが、これを1行表示と3行表示で切り替えられるようになった。ボタンの配置は好みで変更できるので、よく使うボタンを1行目に並べ、普段はすっきりと1行表示で使う、といった使い方ができる。

オン/オフボタンが1行表示と3行表示の通知パネル。1行に5個並べられるので、普段は1行で間に合いそうだ(写真=左)。下のスペースをタッチすると3行表示になり(写真=右)、「並べ替え」からボタンの配置を変更できる(写真=右)

音声でロック解除やアプリ起動も可能に

 スリープ時に端末のディスプレイ面か背面を「トン、トン」と2回叩くと音声認識モードになり、音声でロック解除をしたり、アプリを起動したりできるようになった。また、電話着信の応答も音声で行える。手がふさがっているときや、これからの季節なら手袋をしていて正確な操作がしにくいときに便利だ。

 従来からWebブラウザで利用できた「クイックツールボックス」は、SH-02Eでは「クイックツールボックス EX」に進化し、どのアプリを使っていても呼び出せるようになった。端末を2回振るか、アプリ使用履歴キーを長押しすると出現し、「どこでもコピー」や「書」メモ、検索などがすぐに利用できる。従来どおり、Webブラウザの使用中には左端から右端、または右端から左端にフリックすると、ブラウザ用のツールボックスが表れる。

 モーションセンサーなどを活用した「Bright Keep」機能もお勧めだ。端末を手に持っているか、置いているかを判断し、持っていると判断された場合はディスプレイが消灯しない。長文メールを読んでいるときや地図を見ているときに、勝手に画面がスリープしてイライラすることがなくなる。

本体設定に「音声ランチャー設定」メニューがあり、使い方やアプリを呼び出す言葉の設定ができる(写真=左)。「トン、トン」と叩くタイミングを練習できる(写真=右)
端末を2回振るとツールボックスが出現し、コピーや手書きメモなどが利用できる(写真=左)。「Bright Keep」は「壁紙・画面設定」で設定可能。ON(通知あり)を選ぶと、ステータスバーに利用中のアイコンが表示される(写真=右)

快適さを支える高い基本性能

 美しいディスプレイや高性能カメラ、さまざまな便利機能を使った快適な操作を支えているのが、SH-02Eの高い基本性能だ。クアッドコアCPUを備えたQualcommのSnapdragon S4 Pro「APQ8064」(1.5GHz)を搭載する。素早く操作できるほか、アプリケーションに応じて各コアのクロックや電力を調整することで省電力にも貢献。通信はドコモのLTEサービス「Xi」に対応し、一部地域では下り最大100Mbps、上り最大37.5Mbpsの高速通信が可能だ。東名阪をはじめとする多くの地域では当分の間、下り最大75Mbpsとなるが、大容量のアプリもサクッとダウンロードでき、広いFOMAエリアを利用できるのも安心感がある。

 IGZOを採用したディスプレィやCPUは省電力が図られているが、バッテリー自体も2320mAhと大容量で、かなりの余裕がある。これならテザリングも気軽に利用できそうだ。加えて、シャープのスマートフォンではおなじみの「エコ技」機能により、待機時の消費電力を抑えることもできる。

 スマートフォンになってデータ通信の重要度が増したが、やはり携帯電話である以上、通話品質も大切だ。SH-02Eは、ディスプレイ面の振動で相手の声を伝える「ダイレクトウェーブレシーバー」を採用しており、受話口がない。耳を当てる位置を気にする必要がなく、騒がしい場所でも聞きやすい。

 フィーチャーフォンで便利さにすっかり慣れてしまった防水・防塵性能も、SH-02Eはしっかり備えている。また、FeliCaとNFCの両方に対応し、NFCはセキュアな決済サービスにも対応する。さらに、携帯端末向けの新しいテレビ放送「NOTTV」も利用できる。現時点でスマートフォンで利用できるサービスにすべて対応したといっていい内容だ。

NFCとFeliCaの両方に対応。NFCはデータのやり取りだけでなく、セキュアな決済サービスにも対応する(写真=左)。NFCをワンタッチでオン/オフにできるウィジェットも用意(写真=右)。通知バーからもNFCのオン/オフが可能

 SH-02Eは、ハイエンドモデルらしい最先端の技術を満載した、今シーズン最高のスマートフォンの1つだ。使い勝手にも注力し、初めてスマートフォンを使う人でも迷わず使え、カスタマイズして、より使いやすく変えていく楽しみもある。初心者から上級者まで多くの人がスマートフォンを使い、スマートフォン向けの高度なサービスが登場する中、より高性能で誰もが快適に使えるスマートフォンが求められる。SH-02Eは、そうした期待に応えられる1台だ。

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提供:シャープ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2012年12月26日

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