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4G通信からカメラ、便利機能まで――「AQUOS PHONE Xx SoftBank 203SH」の魅力を徹底検証IGZOだけじゃない!(2/3 ページ)

シャープの「AQUOS PHONE Xx SoftBank 203SH」は、今季最高クラスの機能性と実用的な便利機能を備えたハイエンドモデル。通信速度は本当に速いのか? 便利機能の使い勝手はどうか? ここでは、203SHの“IGZO以外の魅力”に迫った。

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「SoftBank 4G」の実際の通信速度は?

 2012年以降、通信キャリアが相次いで4Gの高速データ通信サービスを開始したことにより、続々と対応モデルが増えている。その例に漏れず、203SHもソフトバンクの高速データ通信「SoftBank 4G(AXGP)」に対応する。スペック上の理論値は下り最大76Mbpsだが、実際にはどれくらいのスピードが出るのか? まずは、気になる通信速度を測ってみよう。ここでは、定番アプリ「RBB TODAY SPEED TEST」を使って通信速度を計測した。計測条件は以下のとおりだ。

  • 計測時期は2月下旬
  • 速度測定には「RBB TODAY」を使用
  • 場所と時間帯は、東京都世田谷区(屋内)の平日11時ごろ、自由が丘駅(屋外)の平日14時ごろ、渋谷駅(屋外)の平日14時ごろ
  • 3カ所とも5回計測し、その平均値を算出した

 測定の結果、平均速度が最も速かったのは世田谷区奥沢で、下り27.07Mbps、上り5.41Mbpsを記録した。1、3回目こそ下り10Mbps台に留まったが、それ以外では下り26.56、39.3Mbpsの好記録を連発。2回目に記録した下り41.94Mbpsは、今回のテスト全体を通しての最速記録だ。

 自由が丘駅と渋谷駅は4Gの利用者が多いためか、世田谷区奥沢ほどのスピードは出なかったが、それでも下り10Mbps前後を安定して記録している。渋谷駅で実施したテストは、人が多い時間帯ということもあり、やや記録が振るわなかったが、それでも下り10Mbpsに迫る、9.4Mbpsの好成績を残した。

「AQUOS PHONE Xx 203SH」の通信速度(Mbps)
測定場所 1回目 2回目 3回目 4回目 5回目 平均
世田谷区奥沢(屋内) 下り(Mbps) 13.36 41.94 14.22 26.56 39.3 27.07
上り(Mbps) 7.94 4.96 5.04 5.54 3.61 5.41
自由が丘駅(屋外) 下り(Mbps) 14.96 12.98 14.1 12.29 14.94 13.85
上り(Mbps) 3.78 4.23 4.37 3.74 2.76 3.77
渋谷駅(屋外) 下り(Mbps) 8.23 7.98 10.38 9.75 10.7 9.4
上り(Mbps) 2.32 2.17 2.46 2.84 1.79 2.31

 以上は数値上の結果だが、実際に使用しても不満を感じることはなかった。安定した通信環境であれば、Webページの読み込みで待たされることはなく、TwitterやFacebookアプリの読み込みもスムーズ。また、容量が比較的重い電子書籍版のコミックを購入してみたところ、わずか30秒ほどでダウンロードできた。

ベンチマークテストでクアッドコアCPUの実力を検証

 快適にWebを楽しめる通信性能を備えていることは分かった。では、操作感を左右するもう1つのポイント、「CPUの性能」はどうだろうか。

 203SHは、Qualcomm製のクアッドコアCPU「APQ8064」(1.5GHz駆動)を搭載する。処理の負荷に応じて必要なエンジン(コア)数を調整するなど、省エネにも配慮した仕様のチップセットだ。ここでは、このCPUの性能をベンチマークの定番アプリ「Quadrant Professional Edition」で調べた。5回計測した結果が以下だ。

「Quadrant Professional Edition」の測定結果
項目 1回目 2回目 3回目 4回目 5回目
総合 7674 7608 7570 7682 7511
CPU 17383 17362 17645 18020 17958
メモリ 9851 9934 9851 9879 9557
データの読み書き 7936 7493 7142 7316 6824
2D 1000 1014 1006 997 1006
3D 2199 2236 2207 2197 2209

 スコアを見ると、「総合」が安定して7000以上を記録している。参考として、デュアルコア搭載機と比較してみると、こちらのスコアは5900~6000程度。約1000ポイント、デュアルコアCPU搭載機を上回った。

 「CPU」のスコアにも着目したい。デュアルコアCPU搭載機は9500~1万程度の記録に留まったが、203SHはそれをはるかに上回る1万7000~1万8000を記録。ここでも、203SHのクアッドコアCPUの性能の高さを実証できた。

今季最高峰の機能を備える16.3メガカメラ

 スマホを選ぶうえで、もう1つ押さえておきたいのが「カメラの性能」だ。「メールと電話の次に使うのがカメラ」という人は多いのではないだろうか。

 203SHは、現行機種ではトップクラスとなる1630万画素CMOSカメラを搭載する。ノイズが少なく色再現性が高い画像処理エンジン「ProPix」を備え、鮮明な画質を実現したほか、裏面照射型CMOSセンサーを採用し、暗いシーンでの撮影力も強化した。

 203SHのカメラを語るうえで欠かせないのが、「光学式手ブレ補正」だ。これは、レンズを駆動させることで検出したブレを補正する機能で、「電子式手ブレ補正」と組み合わせることで、暗いシーンでもブレの少ない写真を撮影できる。さらに、「シャッター」などと端末に話しかけてシャッターを切ったりできる「Voice Shot」に対応。これを夜景など暗いシーンで撮影する際に活用すれば、シャッターキーを押す際に生じるブレを防げる。

カメラの「設定」で「手ぶれ補正」を選択すると、「光学ON」か「光学+電子ON」のいずれかを選択できる(オフにすることも可能)(写真=左)。「光学+電子ON」でシーン設定を「夜景」にし、Voice shotを使って撮影した作例。こうした写真は細部がブレてしまいがちだが、ディテールまで鮮明に写っている(写真=右)

 「Voice Shot」はシャッターを切る以外の操作にも対応する。例えば、「明るくする」「明るくして」と話しかけると明るさを調整できる。また、「ズームイン/アウト」「もっと大きく/小さく」でズームを調整したり、「カメラ切り替え」でインカメラ/アウトカメラを切り替えたりすることも可能だ。

カメラの「設定」をタップし、「音声操作設定」→「ヘルプ表示」の順に進むと、「コマンド一覧」を参照できる

 ブレを防ぐための配慮も充実しているが、いつ来るか分からないシャッターチャンスに対応するための機能にも抜かりない。203SHは、最速で約0.4秒の高速起動が可能(ホームアプリ「Feel UX」のウェルカムシートから起動した場合)。さらに、約0.3秒というタイムラグで連続撮影が可能なので、わずかなチャンスを確実にものにできる。

 撮影シーンをカメラが自動で認識し、最適な設定で撮影できる「シーン自動検出」も強化された。SNSなどネットにアップロードする機会が多い「料理」の認識率を高めたことで、手軽に鮮明な料理写真を撮影できるようになった。

「料理」認識率が向上した「シーン自動検出」。シーン設定は「標準」「人物」「夜景+人物」「風景(自然)」「夜景」「料理」「テキスト」「銀残し」「セピア」「モノクロ」の10種類を選択可能(写真=左)。連写機能にも対応。フルHDサイズで12枚、HDサイズで18枚、VGAサイズで50枚の高速連写ができる(写真=右)

 16倍のデジタルズームに対応するほか、風景など幅の広い被写体を撮影するのに適した「パノラマモード」も利用可能。インカメラにも120万画素の裏面照射型CMOSセンサーを採用しており、自分撮りでも美しい写真を撮影できる。

提供:シャープ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2013年3月31日

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