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ドコモら、横浜都心臨海部で「AI運行バス」の実証実験 時刻表を気にせずリアルタイムに配車
NTTドコモらは、横浜都心臨海部で横浜MaaS「AI運行バス」実証実験を実施。今回はアプリなどを用い、観光施設やグルメスポット、イベント情報を検索した結果から直接「AI運行バス」を予約して回遊できる実証実験を行う。
NTTドコモは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)や横浜市と共同で横浜MaaS「AI運行バス」実証実験を行う。
AI運行バスでは、ユーザーがスマートフォンのアプリやWebサービスで乗車予約を行うと、AIが予約に対して最適な配車を行う。ユーザーは時刻表に縛られることなく乗車・移動できる他、地域の店舗や商業施設、イベント主催者などが各種情報や集客用のクーポンを配信できる機能もワンパッケージで提供する。
2019年度は2018年度の実証実験結果を踏まえ、まずはスマートフォンで専用サイトからダウンロードしたアプリなどを用いて観光施設やグルメスポット、イベント情報の検索結果から直接、AI運行バスを予約して回遊できるようにする。みなとみらい21、関内エリア周辺を対象とし、期間は10月10日から10月20日の11日間。
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この実証実験を通して、高需要ルートに限定した定員11人以上の大型車両の運行、2017年度にAIタクシーで実用化したリアルタイム移動需要予測技術の性能検証を行う。また、車いす利用者も利用しやすいよう、予約画面の改善、乗車定員と乗降所要時間を考慮した配車制御なども行う。
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