Qualcomm、「Wear OS」向けに大幅性能アップの「Snapdragon Wear 4100」
Qualcommが、約2年ぶりに「Wear OS by Google」向けの新プラットフォーム「Snapdragon Wear 4100」を発表した。先代の3100よりGPU、メモリ、カメラ、バッテリー持続時間などが大幅に向上。上位モデルは常時オンのコプロセッサ「QCC1110」を搭載するハイブリッドだ。
米Qualcommは6月30日(現地時間)、米GoogleのスマートウォッチOS「Wear OS by Google」向けの新ウェアラブルプラットフォーム「Snapdragon Wear 4100」を発表した。Snapdragon Wear 4100+(SDW4100+)とSnapdragon Wear 4100(SDW4100)の2種類を提供する。2018年発表の「Snapdragon Wear 3100」よりも、GPU、メモリ、カメラ、バッテリー持続時間などが大幅に向上したとしている。
最大の更新はプロセッサが28nmプロセスから12nmプロセスに移行した点だろう。4基のA53CPUコアで、GPUは3100の最大2.5倍の性能のAdreno A504を搭載する。
SDW4100+は、メインのSoCであるSDM429wと、常時オンのコプロセッサ「QCC1110」を搭載するハイブリッドプラットフォームで、SDW4100はコプロセッサを搭載しないモデルだ。
SDW4100+のコプロセッサは、3100のものより改善され、例えば表示色は16色から最大6万4000色に増え、心拍数トラッキングやアラームなどでの新機能や触覚フィードバックをサポートする。
また、新プラットフォーム搭載のスマートウォッチのバッテリー寿命は最大25%改善する見込みだ。
Qualcommは既に新プラットフォームのチップセットをメーカーに出荷しており、搭載端末は向こう数カ月以内に出荷される予定という。中国imooと中国Mobvoiが、同プラットフォームに基づく製品発売を表明している。
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