スマホの容量不足はこれで解決! 写真や動画を「クラウド」と「外部ストレージ」にバックアップしよう(1/3 ページ)
スマホの写真や動画のデータ(ファイル)は、内蔵ストレージを圧迫しがちです。バックアップをかねてデータを外部に保存するようにすれば、内蔵ストレージを定期的に削除することで快適にスマホを利用できるようになります。その方法をチェックしましょう!
ここ数年で、スマートフォンのカメラ性能は大幅に向上し、観光地では写真や動画を撮影する人をよく見かけるようになりました。筆者もその1人で、SNSなどに投稿すべく、旅行に行った記録をVlogとして残すことが増えています。
一方で、近年のスマホはmicroSDメモリーカードスロットを備えていない機種が多く、内蔵ストレージの容量不足に困っている人も多いのではないでしょうか。ストレージの空き容量が少ないと、新たにデータを保存できなくなり、動作が不安定になる原因となります。
写真や動画をたくさん保存したい場合は、クラウドストレージや外部ストレージを活用する方法をおすすめします。データを複数箇所にバックアップしておくことで、万が一にスマホを紛失/故障した場合でもデータを失うリスクを軽減できます。
本記事では、スマホの撮影データをバックアップする方法をいくつか紹介します。なお、記事中の各種料金は税込み表記です。
一番気軽な「クラウドストレージ」へのバックアップ
スマホからデータをバックアップをする場合、クラウドストレージを利用する方法が最も手軽です。ネットワークを通じてファイルの閲覧/ダウンロードが行えるため、複数のデバイスでデータを共有するのにも適しています。
クラウドストレージは無料で始められるものが多く、試しにアカウントを作って試しやすいことがメリットです。有料プランでも、安価なものは月額数百円から使えます。ただし、加入後は解約するまで継続的に支払いが発生します。
筆者は主に3つのクラウドストレージを利用しています。
- Amazon Photos
- Google フォト
- iCloud 共有アルバム
それぞれのサービスには特徴があり、利用シーンに応じてサービスを使い分けています。
Amazon Photos:プライム会員なら無制限で画像がアップし放題
「Amazon Photos」は、Amazonが提供する写真/動画に特化したクラウドストレージです。Amazonプライム会員なら写真や動画の自動アップロードにも対応しており、Webサイトやアプリからファイルの閲覧/ダウンロードが可能です。
メリットとデメリットを簡単にまとめると以下の通りです。
- メリット
- Amazonプライム会員は写真を無制限/無圧縮でアップロード可能
- 一般会員も、写真を5GBまで無料でアップグレード可能
- RAWデータのアップロードも対応
- Amazonプライム会員は「自動アップロード」でバックアップが簡単(要設定)
- 写真の共有が簡単
- Amazonプライム会員は写真を無制限/無圧縮でアップロード可能
- デメリット
- 動画のアップロードは5GBまでの制限あり(ストレージの追加購入は可能)
- プライム会員をやめると、5GB超のデータが削除される
- 一般会員は自動アップロードに非対応
- 2年間放置すると、データが一括削除される
一番大きいメリットは、Amazonプライム会員(月額600円または年額5900円)なら写真を容量無制限かつ圧縮なしで保存できることにあります。カメラセンサーから得た信号をそのまま(無加工で)保存する「RAWファイル」も対象に含まれるので、ミラーレスカメラで撮影したデータのバックアップにもおすすめです。
一方、動画ファイルの場合はプライム会員でも5GBまでの制限があります。容量は有料で拡張可能で、主に以下のコースが用意されています。
- 100GB:月額250円または年額2490円
- 1TB:月額1300円または年額1万3800円
- 2TB:月額2600円または年額2万7600円
Amazon Photosのスマホアプリは、シンプルで使いやすい反面、検索機能はあまり強くない印象です。撮影場所や人物を絞って検索したい場合には向いていません。純粋にフォトストレージとして使うには最適といえます。
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