折り紙のように装着するiPhoneケース「スマハラ」レビュー 予想外の使用感で驚き(2/3 ページ)
新しいiPhoneを買って浮かれていたのもつかの間、保護フィルム貼り付けに失敗してどんよりした気分になったことはないだろうか。そんな人にうってつけなのが、貼らない保護フィルム「スマハラ」だ。いったいどのような仕組みなのだろうか。使用感は? 購入してレビューした。
画面タッチ、耐衝撃性はどうか?
まずは取り付けた後のiPhone 15 Proの外観をチェックしてみよう。スマハラが本体から少々浮いているような印象を受けるが、慣れれば気にならない。
スマハラは貼り付けない構造のためiPhone本体から多少浮いた状態になる。浮いていてはさすがに操作しづらいだろうと予想していたのだが、それは大いに外れた。というのも、ガラスフィルムを装着したiPhoneと大して操作性に違いがなかったからだ。パフッと浮いているフィルムの上で指を滑らせるとiPhoneのディスプレイが反応を示す。これはなかなか面白い感覚で、何度も指を上下左右に動かしてしまった。
文字入力では、いわゆるテンキー部分、つまり文字のあるキーの反応は良いのだが、右の列に並ぶバックスペースキーと空白キー、そして改行キーの反応が鈍かった。右背面のパーツは折りたたんで最後にかぶせる部分のため、スマハラとディスプレイのスキマが大きいからだ。
ただこれは左手で操作するから気になるのであって、右手で入力する人であればあまり問題にならないと感じた。というのも、右手持ちであれば浮いている部分を母指球(手のひらにある親指の付け根のふくらみ)で抑えるからだ。購入時の参考にしてほしい。
耐衝撃性はあまり期待できないが、少なくともiPhoneを全方位からスマハラが覆っているので、鍵など硬いものの入ったバッグの中に入れたり、屋外で取り扱ったりしても傷がつくことは防げそうだ。PET素材なので汚れたら洗える。もちろん何度でも付け外しできるので、思う存分洗うことが可能だ。
また、外出先で汚れた際にも、ささっと水拭きできるのが良いところだ。筆者が試したところ、アルコール入りの除菌ウェットティッシュを使っても、表面が溶ける、スジが残るなどの変化は見られなかった。手を拭くのと同じ感覚で拭けるので、衛生に気を使う人であればありがたいと感じるかもしれない。
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