レビュー

690円で買える無印良品の“シンプルオシャレ”なiPhoneケースとハンドストラップを試す 実物の雰囲気と弱点は?(3/3 ページ)

無印良品は再生TPUを利用したiPhone 14/15シリーズのケースを販売している。シンプルな外観のケースは、どのモデル向けのケースも税込み690円と価格もシンプルだ。組み合わせて使えるハンドストラップは790円。両方買って試してみた。

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ハンドストラップとの組み合わせが楽しい

 次に、合わせて使えるハンドストラップを取り付けてみよう。こちらは、ケースとiPhoneの間にシートを挟み込み、端子にアクセスするための穴からハトメ部分(本製品の場合はハトメではなくひも通し部)を出すというよくある装着方法を採用している。


無印良品の「ハンドストラップ スマートフォン用」

箱を切り開くと内側に取扱説明書の内容が印刷されている。エコだ

 ひも通しやストラップの付け根部分は縫い目もネジもWになっているので、いくら引っ張っても壊れそうにない。


ひも通しの縫い付け部分を拡大

ストラップとカラビナの接合部分にはネジが2本取り付けられていた。強い

背筋力137kg、握力38~40kgの筆者が思いっきり引っ張ってもちぎれることはなかった。iPhoneケースも強い

 3色展開で、バリエーションはブラック、ダークグレー、オレンジだ。

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無印良品のハンドストラップは3色展開だ。左からダークグレー、ブラック、オレンジ

 では、早速取り付けてみよう。

 まずは、無難なところでダークグレーを装着してみた。落ち着いた雰囲気で、ビジネスシーンでも違和感なく使えそうだ。


ダークグレーのハンドストラップを装着した。しっくりくるし、落ち着いた印象だ

ハンドストラップを手首にかけた状態

 なお、ケースとiPhoneの間にシートを挟むため、わずかではあるが下部のカバー部分が浅くなってしまう。


ハンドストラップを取り付けていない状態の、ケースは、iPhoneをしっかりカバーしている

iPhoneとケースの間に挟むシートの厚みのため、ハンドストラップを取り付けるとケースが若干浮き、iPhoneの側面を覆う金属部分が見えてしまう

 次はブラックだ。こちらは見た目にちょっとした重厚感が加わる。ケースの色がくすんでいるので、パキッとしたツートンカラーになることはない。また、ダークグレーとの明るさの差がわずかなので、ケースがダークグレーの場合、全色そろえなくてもどちらか片方を買えば良さそうだ。ただし、オレンジやダークグレーのケースではまた異なるだろう。


ブラックのハンドストラップを装着すると、わずかだが重厚感が加わる。思ったほどパキッとした印象にならなかった

手首にかけてみた

並べてみても、差があまりないのが分かる

 オレンジのハンドストラップを取り付けると、ケース色がホワイトグレーでもポップさが生まれてくる。「今日は完全オフ!」というときに使いたい。


オレンジが差し色になって、ポップ、またはカジュアルな印象になる

手首にかけてみた

 「ケースが1つでも、ハンドストラップを替えれば使いまわしできて便利ね」と一瞬考えたが、実はハンドストラップの価格は790円。ケースより100円高いのだ。もっとも、他のスマートフォンケースにも取り付けられるので、コスパが良い。


ひも通しさえケーブル穴を通れば、他のスマートフォンケースにも取り付けられる

唯一の残念ポイント

 残念なのはMagSafeに対応していないことだ。もちろん、ケースをつけたまま非接触で充電できないわけではないが、MagSafe充電器やモバイルバッテリーを持っていても、吸着力が弱く、どちらかが手から滑り落ちてしまうだろう。MagSafeを利用したスタンドなども吸着しないため使えない。

 とはいえ、ガッツリと背面や側面を保護するので落としても安心だし、採用している素材のおかげで手から滑り落ちにくいし、ハンドストラップの追加でほぼ落とすことはないという安心感をもたらしてくれる無印良品のiPhoneケースとハンドストラップ。2000円未満の出費で、シンプルさを損なうことなく、高い安心感を得ることができる。

 良品計画の広報課によれば、最新のiPhone 16シリーズ向け商品の発売予定は現時点でないという。人気次第では、定番商品化にも期待したいところだ。

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