パナソニックSCデバイスソリューションズは、12月9日、松下電器産業が開発した撮像素子「νMAICOVICON(ニューマイコビコン、2月13日の記事参照)」に、オートフォーカス機能(以下AF)や動画撮影時の手ぶれ補正機能を付加した、300万画素のカメラモジュールを開発したことを発表した。モジュールの厚さは8.63ミリと、200万画素以上でAF機能を持つ携帯向けカメラとしては最薄。
今回発表されたカメラモジュールは、1/3.2インチ300万画素素子にAF機能を付けたモデル、1/3.2インチ200万画素素子にAF機能を付けたモデル、1/4インチ130万画素素子にマクロスイッチを付けたモデルの3種類。130万画素モデル以外はメカシャッターを備える。
2005年3月の量産開始を予定している。300万画素モデルで、想定サンプル価格は1万〜1万5000円程度で、CCDとCMOSの中間くらいとなる。同モジュールが搭載された端末について、メーカーは明かされなかったが、2005年6月頃から発売される見込み。なお、νMAICOVICONを採用した端末としては、FOMA「P901i」が明らかになっている。
品番 | GP-KM3500V |
---|---|
撮像素子 | νMAICOVICON |
光学系サイズ | 1/3.2インチ |
有効画素数 | 300万画素(2062×1542ピクセル) |
出力画素数 | 2048×1536ピクセル |
オートフォーカス | ○ |
撮影距離 | 約8センチ〜∞ |
画角 | 水平50〜55° |
電源電圧 | 2.9V(単一電源) |
サイズ | 17.95(W)×13.0(D)×8.63(H)ミリ |
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.