3〜4カ月ごとに新機種が登場し、次々と新しい技術やサービスが投入される携帯電話業界。キャリア・端末メーカー間のシェア争いも激しく、まさに激動のただ中にあるこの業界にチャレンジする人に求められる人物像とは。
NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルの3社が激しいシェア争いを続け、次々と新端末や新サービスが投入される携帯電話業界。さらに2007年3月にはイー・モバイルが13年ぶりに新規参入を果たし、定額でのデータ通信サービスを提供開始したほか、今や唯一のPHS事業者になりつつあるウィルコムも、料金の定額制などを武器に人気を集めている。携帯電話・PHSの契約数は1億を突破しており、人口普及率は81.3%にも上る。
そんな激動のモバイル業界の最先端では、人材不足に悩む企業も多い。例えば端末メーカーがその1つ。3〜4カ月ごとに新モデルが登場する日本の携帯電話業界では、短期間で何機種もの端末を開発する必要がある。複数のプロジェクトを同時進行させる場合もあり、人材はどれだけいても多すぎることはない。
また販売の現場でも、必要となる対応が増えたことから、多くの人手を必要としている。ユーザーにきめ細かなサービスを提供するため、携帯キャリア各社は販売店の数を増やしている。また新サービスや新端末が続々と登場する現状では、ユーザーがキャリアごとのサービスや機能を1つ1つ詳しく把握することは難しく、店頭の販売員にアドバイザーとしての役割も期待されている。
今回はそんなモバイル業界で活躍の場を求める人に、先端企業2社を紹介しよう。
アローズ・クルーは、システム・ソリューション事業、ITエンジニア教育事業、人材派遣/請負事業・人材紹介材事業を手がけている企業だ。現在は教育事業にも徐々に注力しつつあるが、主力となるのは組み込み系ソフトウェアの開発である。カーナビやカーオーディオ、携帯電話、自動車のECU(エンジン制御用マイコン)、デジタル家電用のソフトウェアなどを開発しているほか、医療系機器のソフトウェア開発、LSIメーカーでの構成管理やプラットフォームの開発、工程管理のサポートなども行う。携帯電話業界に関わる仕事としては、大手端末メーカー向けに、デジタル信号処理などを行うソフトウェアを供給しているという。同社はそんな各種ソフトウェア開発に携わる人材を募集している。開発は主にC++/C/Javaを使う。
今回お話を伺った取締役 システムソリューション事業本部 事業本部長の山下芳和氏は、同社の特徴として「従業員を単なるプログラマーとしてではなく、ものづくりに携わるエンジニアとして処遇する」ことを挙げた。アローズ・クルーは、単純な下請け作業だけを行っているわけではなく、R&Dなども自社で手がけ、技術の先行開発なども行っているという強みがある。そのため、クライアント企業に積極的に技術の提案なども行う。教育制度も充実しており、業務系やWeb系の開発など、別の分野で活躍していたシステムエンジニアが、スキルチェンジするのをサポートするプログラムも用意している。
またアローズ・クルーのもう1つの特徴として、プロジェクトをチームで遂行するスタイルを採用していることも挙げられる。ソフトウェアの開発は、クライアント企業に通って行うことが多く、場合によっては出向扱いになることもある訳だが、基本的に1つのプロジェクトには2人以上のチームで取り組む。チームにすることで、モチベーションや生産性をメンバーが一丸となって向上させるのが狙いだ。
現場を指揮するシステムソリューション事業本部 エンベデッド・テクノロジー部 部長の清水信博氏は、「部下には常に『現状に満足するな』と話しています」という。これは自分の技能や仕事のスタイルという点だけでなく、関わっている仕事についても当てはまる。「例えば、今のケータイをどう変えたらもっと便利になるか、何をどうしたら使いにくいところがよくなるかなどを常に考え、それを変えるにはどうしたらいいのか、どんな解決策があるかを常に考えてもらっています。そうすることで、よりよいものをクライアントに提案できますし、自分の仕事に対するモチベーションも上げていけるわけです」(清水氏)。社内では部下と上司が常にコミュニケーションをとり、日常の取るに足りない思いつきなどについても議論する。
また同社では、「目標管理制度」を導入しており、それぞれのメンバーに合わせたミッションを与え、常に目標を設定して、3カ月ごとにその達成状況などを上司と話し合う。この目標管理制度にはさまざまなチェック項目が用意されていて、達成できなかった部分についてはしっかりフォローするなど、常に自分の行動と目標を意識しながら仕事をする環境ができているという。
「技術の有無よりも、とにかくやりたいことのある人、自分の夢があって、それに向かって真剣に取り組める人に来てほしいですね」(山下氏)
特に、現在の業務で“やらされている感”を感じているようなエンジニアは、あきらめて業界を去る前に、ぜひアローズ・クルーの門をたたいてほしいという。「仕事環境が一変すると思います」(山下氏)
このほかアローズグループでは、従業員なら誰でも参加できる新規事業企画会議を定期的に開催しており、目標や夢を持つ人が、会社に対してさまざまな提案やアピールをできる場が用意されているのも注目すべきポイントの1つといえるだろう。
テレコムサービスは、圧倒的ナンバー1の販売シェアとショップ数を誇る、ソフトバンクモバイルの1次代理店である。関東に30店舗、関西に20店舗のソフトバンクショップを展開するほか、日本全国の2次代理店・3次代理店約1200店舗(専売店500店、併売店700店)に端末を供給し、スーパーやホームセンターなどの携帯販売コーナーなどとも取引がある、まさに日本の携帯電話市場の販売現場を幅広くカバーしている企業。そんな同社は、さらなる勢力拡大に向け、共に店舗経営や店舗スタッフの教育に携わる人材の参画を求めている。
テレコムサービスの特徴は、同社の代表取締役社長を務める服部義一氏が、大阪地域で12年前から展開してきた携帯電話販売会社ルートワンでのノウハウをベースに、全代理店からさまざまな情報を吸い上げ、フィードバックする体制を築いた点にある。ルートワンは、関西地域でドコモやauのトップのキャリアショップに引けを取らない販売実績を上げる、業界では有名な代理店だ。
「これからの1次代理店は、単に製品を卸すだけにとどまらず、販売のサポートやノウハウの共有など、さまざまな施策を打って行かなくてはなりません。例えばあるショップで成功したプロモーションがあれば、その情報を全国のショップで共有します。ちょっとした店頭のPOPやポスターでも、効果があったのならほかのショップでもやってみる価値があります。“成功のフィードバック”によって、より効率よく販売施策が考えられますから、生産性が向上するわけです」(服部氏)
こうした効率的な直営店舗運営を実際に担当するのが今回募集する店長であり、その店長をサポートするのが教育スタッフというわけだ。同社ではドコモショップやauショップの店長経験者を含め、さまざまな経験を持つ人材を広く募集している。また、未経験者でも、将来の幹部候補生として処遇するという。ショップ店員の研修用マニュアルなどは、同社独自のしっかりしたものを用意。東名阪地域には研修施設も完備する予定だ。
各店舗は服部氏の経験を元にした“独自の基準”によって評価される。顧客満足度や社員満足度、技能に関する試験の結果、販売実績、プロモーションなど、多岐に渡る項目にポイントを割り振り、特典に応じた報酬が支払われる。もちろんそれをサポートする教育や情報は十分に提供される。直営店の従業員に対し、定期的にモチベーションを上げる競争イベントなども企画し、優勝したチームには“焼き肉食べ放題”といった特典も完備している。
チームや従業員をサポートするさまざまなプログラムを用意し、さらに貢献したチームおよび従業員にはきっちりと報いる制度を備えている同社には、やる気さえあれば、成功への道しるべはある程度用意されているといってもいいだろう。
「おそらく弊社ほどダイナミックな仕事ができるところはないでしょう。研修も営業も、ダイナミックに動いています。極端な話、入社前の面接でやりたいといった仕事と、入社後にやりたい仕事が変わっていても、弊社なら対応できます。ある仕事をやってみて、ちょっと違うと思ったら、別の仕事にチャレンジしてもらってもかまいません。一緒にソフトバンクを成長させていこうという、夢とやる気を持った人に、ぜひ弊社に来ていただきたい」(服部氏)
■代表社名
増田 晴之
■設立年月
2005年4月
■本社所在地
神奈川県横浜市西区みなとみらい2−3−1クイーンズタワーA7F
■事業内容
1.システム・ソリューション事業
・エンベデッド(組込み)ソフトウェアの開発
・IT検証サービス
2.ITエンジニア教育事業(RABBIT Star)
3.人材派遣/請負事業・人材紹介材事業(派遣・紹介)
・IT検証サービス テストエンジニアの派遣・紹介
※一般労働者派遣事業 (般)14-300351
※有料職業紹介事業 14-ユ-300242
■募集職種1
アプリケーションエンジニア
■募集職種2
システムエンジニア(チームリーダー)
■代表社名
服部 義一
■設立年月
1999年11月
■本社所在地
東京都豊島区南池袋三丁目13番10号TSセンタービル
■事業内容
1.電気通信事業法に基づく電気通信事業
2.電気通信サービスの加入手続きに関する代理店業務
3.電気通信機器の販売、リース、輸出入、製造、加工、取付工事及びメンテナンス業
4.経営一般に関するコンサルティング
5.前各号に関連する調査、企画、研究、開発、教育、研修及びその受託業務
6.前各号に附帯関連する一切の事業
■募集職種1
教育インストラクター
■募集職種2
キャリアショップ店長
■事業内容
1.電気通信事業法に基づく電気通信事業
2.電気通信サービスの加入手続きに関する代理店業務
3.電気通信機器の販売、リース、輸出入、製造、加工、取付工事及びメンテナンス業
4.経営一般に関するコンサルティング
5.前各号に関連する調査、企画、研究、開発、教育、研修及びその受託業務
6.前各号に附帯関連する一切の事業
■先輩社員 小笠原 光
■部署・役職 SHOP教育課 リーダー
■担当中のプロジェクト 現場スタッフ向けに新人研修からスキルアップ゚研修、資格取得支援研修、店長候補研修、店長研修などさまざまな研修を企画立案し、教育制度をゼロベースから立ち上げるプロジェクトを担当しています。
■こんな人と働きたい お店が好きでお客様が好き!ソフトバンクが好き!だからこそ自分でお会いできる方だけではなく、より多くのお客さまに喜んでいただけるようにスタッフの知識・お客さま対応の教育をしています。ソフトバンクのサービスをより多くの人に伝えたい方、知識や経験を生かしてより多くのお客さまに喜んでいただきたい方、ぜひ一緒に頑張りましょう。
■事業内容
1.システム・ソリューション事業
・エンベデッド(組込み)ソフトウェアの開発
・IT検証サービス
2.ITエンジニア教育事業(RABBIT Star)
3.人材派遣/請負事業・人材紹介材事業(派遣・紹介)
・IT検証サービス テストエンジニアの派遣・紹介
※一般労働者派遣事業 (般)14-300351
※有料職業紹介事業 14-ユ-300242
■先輩社員 小椋 康成(オグラ ヤスナリ)
■部署・役職 システムソリューション事業本部 エンベデッド・テクノロジー部
■担当中のプロジェクト 私は現在、大手メーカーにて携帯電話のアプリケーション開発に携わっています。仕事の内容は担当する機能の設計〜単体テストを行っています。難しい事も多いのですが、試作機を目にしたり他のエンジニアが開発に携わったモデルが発売され市場に出たものを目にすると羨ましく思います。現在は自分の担当したものが市場に出るのを夢みながら業務に励んでいます。
■こんな人と働きたい どんな仕事においても何も問題が無い仕事はないと思います。ソフトウェア開発においても日々様々な問題に遭遇します。ソフトウェア開発者として技術力の向上も重要ですが、様々な問題に立ち向かい問題解決できる人材こそ求められる人材ではないかと考えます。われわれ自身完ぺきではありません、日々勉強です。我々と「お客様から求められる人材」を目指しませんか?
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提供:株式会社アローズ・クルー、テレコムサービス株式会社
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2007年9月30日