第2回 進化した520万画素カメラとHID対応Bluetoothの便利さ──「SH906i」の特徴(2/2 ページ)

» 2008年06月10日 10時00分 公開
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Bluetoothを搭載、ワイヤレスでの音声視聴やデータ転送が可能

Photo SH906iのBluetoothは、一般的なHSP、HFP、A2DP、AVRCP、DUN、OPPに加え、HIDをサポートしているのが特徴だ

 秀逸なカメラ機能に加えて、Bluetoothを搭載した点もSH906iの特徴だ。Bluetoothは以前からハンズフリー通話やワイヤレスでの音楽視聴などに使われており、欧米ではかなり普及している通信規格だが、日本では今まさに搭載機種が増えている段階だ。

 Bluetoothという名前だけを耳にすると、なんだか難しいもののように思えるかもしれないが、接続は機器の電源を入れてリストから選択するだけと簡単で、使い始めるとその便利さから手放せなくなる。シャープがSH906iで採用したBluetoothのバージョンは2.0で、プロファイルは「HSP」「HFP」「A2DP」「AVRCP」「DUN」「OPP」「HID」をサポートしている。

PhotoPhotoPhotoPhoto LifeKitメニュー内にBluetoothメニューが用意されている。ここではBluetooth機器のペアリング(新規機器登録)やBluetoothの電源オフ、その他各種設定が行える。サポートするプロファイルなども確認可能だ。「機器リスト」を開くと、すでに接続設定が完了している機器の一覧が表示される。待受画面でダイヤルキーの[6]を長押しすると、Bluetoothの接続待機状態になる

 HSPやHFPは、Bluetoothヘッドセットなどでのハンズフリー通話に使うプロファイルだ。A2DPとAVRCPは、ドコモ純正オプションの「ワイヤレスイヤホンセット02」(発売予定)や、市販のBluetoothヘッドフォンなどを接続し、ミュージックプレーヤーやワンセグの音声をワイヤレスで聴取したり、Bluetooth機器側からオーディオ機能をリモート操作したりできるプロファイル。DUNはSH906iをダイヤルアップモデムとして利用するプロファイルで、OPPはアドレス帳やスケジュール、メールなどを対応機器間で転送するためのプロファイルである。

 これらのプロファイルは、すでに発売されている多くのBluetooth対応携帯電話に採用されており、基本的には対応していて当たり前といってもいい部分だが、SH906iでもしっかりサポートされている。なおSH906iには、「ミュージック自動起動設定」というものが用意されていて、Bluetoothヘッドフォンなどから接続を行うと、SH906iが待受状態であれば自動的にミュージックプレーヤーが起動し、音楽の再生が始まる。逆に「起動時自動接続設定」をオンにしておけば、ワンセグやミュージックプレーヤーなどの起動に合わせて、接続設定済みのBluetooth機器と自動的に接続される。一度設定しておけば、あとは手軽に使えるのがうれしい。

SH906iのBluetoothはHID対応──メール入力もさらに快適に

 一方、HIDプロファイルは、サポートしている携帯電話はまだ多くなく、SH906iのような端末は珍しい。HIDプロファイルは、Human Interface Device、すなわちキーボードなどの、ユーザーが直接触れるインタフェースを接続するために用意されているプロファイルだ。SH906iではBluetoothキーボードを接続して利用できる(マウスを接続してカーソル操作に利用することはできない)。

 シャープは、アイ・オー・データ機器の小型Bluetoothワイヤレスキーボード「CPKB/BT」との組み合わせを推奨しており、メール作成画面などで、ダイヤルキーではなく外付けのキーボードで文字の入力が可能だ。これを利用すればSH906iでのメール作成がPCと同じような感覚で行える。アイ・オー・データ機器のBluetoothワイヤレスキーボードには、SH906iを立てかけられるスタンドも同梱され、ビューアポジションにしたSH906iを、テーブルの上などでも見やすい角度で立てられる。

PhotoPhotoPhoto アイ・オー・データ機器から発売中のBluetoothワイヤレスキーボード「CPKB/BT」(左)。QWERTYキーにEscキー、4つのファンクションキー、Ctrlキー、DelキーにEnterキーなども搭載する、携帯電話向けのコンパクトなキーボードだ。単4乾電池2本で動作し、希望小売価格は1万6485円。キーピッチは約13ミリ。製品には回転2軸端末をディスプレイが見やすい角度で立てかけられる専用の台を同梱する。台はストラップホールに付けておける(中央、右)
Photo 台にSH906iを立てかけ、Bluetoothワイヤレスキーボードをつないだ様子。これなら出先でも長いメールが書けそうだ

 アイ・オー・データ機器のBluetoothワイヤレスキーボードをSH906iと接続するには、キーボード側の電源を入れた後、電源キーをしばらく長押しして接続モードにし、SH906iから新規機器登録を実行するだけでいい。一度登録してしまえば、あとはSH906iのBluetoothがオフになっていない限り、キーボードの電源を入れるだけで再接続される。

 HIDプロファイル対応のBluetoothキーボード接続時には、SH906iのタッチメニューからメールの新規作成を選び、横ワイド画面での文字入力が可能になる。横長の文字入力スペースには、下部にケータイShoin6の予測変換候補が3列表示されるほか、キーボードのF1〜F4キーで操作できる機能のガイドも表示される。ダイヤルキーでのメール作成がおっくうな人でも、これなら長文メール作成も苦にならないだろう。これは横画面での操作性を向上させるために搭載したタッチパネルと合わせ、メールを多用する日本のケータイユーザーにはとてもうれしい配慮だ。

PhotoPhotoPhoto Bluetoothキーボードと組み合わせてメールを作成する画面では、ディスプレイ全体が使えるので、改行位置などが分かりやすい。画面下部の表示ではファンクションキーに割り当てられている機能が確認できる。ファンクションキーを活用することで、デコメなども簡単に作成可能だ。メニューを開いて本文のコピーやカット、ペーストなどもできる

 タッチパネルとポインティングデバイスに加え、カメラと文字入力という、ケータイの快適な操作性につながる重要な要素をしっかりと機能アップしたSH906i。この機種の中には、シャープが「誰にでも使いやすいケータイとはどんなものか」を考えに考えた結論がたくさん詰まっている。

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提供:シャープ株式会社
企画:アイティメディア営業本部/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2008年6月30日