KARADA TUNEでは、最初にニックネーム、性別、生年月日、身長、体重などの基礎データを設定する。あとはそのまま記録を開始してもいいが、ここで「ダイエットプログラム」をオンにして目標体重を設定すると、90日を1単位として、日々の歩数や摂取カロリーなどのデータを元にユーザーのダイエットをサポートしてくれるダイエットプログラムを開始できる。


初期状態では、ニックネームが空欄になっているので、好みの名前を入力する。目標歩数や身長、体重なども自分のプロフィールに合わせて編集しておこう。同時に「ダイエットプログラム」をスタートさせれば、90日間で目標達成を目指すダイエットをサポートしてくれる歩数や消費カロリーは、SH706iwの電源を入れておけば、ほぼ自動的に計測してくれるが、歩いた歩数(消費カロリー)に応じたアドバイスを受けたり、ユーザーが食べた食事をもとにした「おすすめランチ」を紹介してもらうためには、KARADA TUNEへのこまめなデータ入力が欠かせない。そのため、食事を取ったらなるべくすぐにそのデータを記録していくようにしたい。
食事データの入力は大切な作業だ。食事をするたびに、どんなものを食べたか、あるいは何キロカロリー摂取したのかを記録しておくと、それだけで自分が1日でどれくらいのカロリーを摂取しているのかが数値として確認できるだけでなく、トレーナーからより的確なアドバイスも受けられる。食事の入力は、メニューや文字検索から行えるので、さほど苦痛ではない。該当するものがない場合は、似たものを選ぶか、分かるならカロリー数だけ入力してもいい。食後、一服している間にでも入力しておけばいい程度だ。
食事のデータは3日分たまると、トレーナーからのアドバイスがさらに詳細になる。また、KARADA TUNEのメイン画面で右ソフトキーを押すと、主婦の友インフォス情報社が提供する連携アプリ「ShokuFit」の「おすすめランチ」も参照できる。これは前日の食事内容から次に食べるおすすめのメニューを表示してくれる機能で、摂取可能なカロリー数を下回る程度の料理を選んでくれる。さらに細かく豆知識や食生活についてのコラムが読みたい場合は、ShokuFit内のさまざまなコンテンツにもアクセス可能だ。
またKARADA TUNEから、シャープのウォーターオーブン「ヘルシオ」で作れるレシピを集めたサイト「ヘルシオメニュー」に直接アクセスすることもでき、ヘルシオを持っているユーザーは、SH706iwから素材や調理方法から料理が検索できる。


主婦の友インフォス情報社が提供する、KARADA TUNEと連係して動作するiアプリ「ShokuFit」も活用できる。ShokuFitでは、「おすすめランチ」や「旬のおすすめ」といった料理紹介、食生活カウンセリングコラムなどが参照可能。シャープのウォーターオーブン「ヘルシオ」で簡単に作れるレシピ集「ヘルシオメニュー」にも直接アクセスできる脈拍計で適度なペースを確認しつつウォーキングをし、歩数計で毎日の運動量を記録、そして食事データをしっかり保存しておく──。これによって、日々の「適度な運動」と「バランスの取れた食事」のコントロールが可能になる。
KARADA TUNEを立ち上げるとすぐにアクセスできる「成果確認&プロフィール」では、これらのデータをベースに、個性豊かなトレーナーがアドバイスをくれる。前日の歩数目標の達成率や食事データを基にした「今日のアドバイス」、体重変化などに応じて助言をくれる「ダイエットアドバイス」などは、自分1人で食事や体調の管理をするよりも便利で参考になる。
トレーナーには複数のキャラクターが用意されており、それぞれ性格も異なっているため、毎日顔を合わせても飽きない。目標が達成できていなくても励ましてくれたり、食事を取りすぎると注意してくれたりするので、アドバイスにはまじめに耳を傾けよう。

トレーナーは、初期状態では男性が多田アツシ、女性が西園寺アカネとなっているが、アプリの使用頻度に合わせていろいろな性格のトレーナーが登場する。プロフィールは確認できるが、各トレーナーのグラフィックは非公開。ぜひ購入して実機で確かめてほしい。男性か女性かはユーザーが選べる。ちなみにしばらくアプリを起動しないと特別なキャラクターも現れるというまた計測・記録したデータは、グラフ形式で視覚的に確認できるので、体重の変化などが分かりやすい。歩数は1日(0時から24時までの24時間)毎の集計だけでなく、1時間毎での表示なども可能なので、あとから何時ころによく歩いていたかといったことも確認でき、1カ月間の表示にすれば、歩数が減った次期、増えた時期などもすぐに分かる。


成果確認&プロフィール画面では、体重や歩数、摂取カロリーをグラフで確認できる。グラフ化する項目や期間は任意に設定可能なので、ダイエットプログラムの開始から1カ月間、といったグラフも作れる。またウォーキングサポートを選べば「オムロン健康管理ソフト BI-LINK ウォーキング編」、ダイエットアドバイスを選んで「健康コラム」を選択すると「ケータイ家庭の医学」、食生活サポートを選ぶと「ShokuFit」がそれぞれ呼び出せる


「ケータイ家庭の医学」や「オムロン健康管理ソフト BI-LINK ウォーキング編」は、KARADA TUNEと連携しており、KARADA TUNEから呼び出す専用のiアプリとなっている。またオムロン健康管理ソフト BI-LINK ウォーキング編からは、オムロンヘルスケアが提供するWebサイト「Walker's index mobile」も利用可能だ歩いた歩数は、自分1人で確認するだけでなく、ランキングに参加することで他のユーザーと競うことも可能。ランキングにはグループで参加することもでき、職場やサークルなどで一緒に健康管理に励むといった楽しみ方もできる。
測定データを基に、他のユーザーと競う「WalkinRankin」というWebサイトも用意されている。データをアップロードするよう設定しておくと、個人や世代平均、グループでのランクが参照できるなお、体重の入力などは、毎日自分で計測して手入力をしてもいいが、オムロンヘルスケアの体重体組成計「カラダスキャン HBF-363IT」(2008年9月30日発売予定)があれば、計測データを赤外線通信を使ってSH706iwに転送できる。HBF-363IT自体は非常に高機能な体重体組成計で、体脂肪率や骨格筋率、BMI、内臓脂肪量などを計測してくれるので、本格的にダイエットに挑戦するなら合わせてそろえておくといいだろう。HBF-363ITで計測した体脂肪率、皮下脂肪率や骨格筋率、内臓脂肪レベル、体年齢などデータは、SH706iw経由でオムロンヘルスケアのiアプリ「オムロン健康管理ソフト BI-LINK ウォーキング編」を使って管理でき、こちらでもグラフ表示でデータが確認できるほか、ウォーキングのコツなどのコラムが読める。
ざっと書き出しただけでもこれだけの機能を統合したSH706iwは、まさに「健康」をキーワードにした機能を融合する新しい形のケータイといえる。健康の維持は、日々の自己管理の積み重ねが大切だが、何の指標もなくただ「気にする」程度ではやはり十分とは言えない。SH706iwがあれば、常に身につけているケータイで手軽に健康管理ができる。普段から健康に気を付けていれば、健康診断を前にあわてなくてすむかもしれない。
厚生労働省がメタボリック・シンドロームの予防・改善を目的とする新しい健診制度を導入し、健康保険組合にはメタボリック・シンドローム対策を義務づけた2008年。これを機に、SH706iwで普段の食生活と運動習慣の見直しをしてみてはいかがだろうか。
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提供:シャープ株式会社
企画:アイティメディア営業本部/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2008年9月30日