確実によくなっている――SH-04Aユーザーが見た「SH-03B」の印象(2/2 ページ)

» 2010年03月02日 00時00分 公開
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 外観上の変化として、発話・終話キーがディスプレイ下に用意されたことも大きなポイントだと吉田さんは指摘する。「SH-04Aは、側面に発話・終話キーがあるため、電話がかかってきたときに間違えて終話キーを押してしまって、電話を切ってしまうことがよくあります。でもSH-03Bのように表面に押しやすい形で設置されていれば、間違えることはなくなりそうです。逆に既存のSH-04Aユーザーは、クリアキーを押す癖が付いていると思うので、この配置の変更で戸惑う人もいるかもしれないですね」(吉田さん)

 表面に発話/終話キーが新設され、クリアキーがなくなった点は、SH-04Aユーザー大いに気になるところだろう。吉田さんは「このSH-03Bという型番が描かれているところがクリアキーだったらよかったのですが」と話していたが、後に必要な場面ではディスプレイ下部にタッチできる大きなクリアキーが用意されていることに気づき、「これなら意外と戸惑わずにすむかもしれません。たぶん慣れればすぐに解決する話だと思います」と笑顔を見せた。

 またしばらくSH-03Bに触れた後で吉田さんが「本体が軽く感じます。重量が軽くなっているんですか?」と質問した。実際にはSH-04AとSH-03Bは3グラムほどしか重さは変わらないが、前述の前田さんも軽くなったと指摘していたことから、重量バランスなどが改善され、より使いやすくなっていることが推測される。

 待受タッチランチャが、縦画面と横画面で同じものが表示されるようになったこと、そして待受タッチランチャの項目をカスタマイズできるようになったことも評価していた。また、ユーザー辞書をダウンロードすることで変換がかなり賢くなるケータイShoinは以前から気に入っていたそうだが、SH-03Bで候補表示が多くなった点はうれしい改善だと話していた。

 「僕はまだSH-04Aを1年しか使っていないので気軽に買い替えることはできませんが、彼女がSH-04Aに興味を示しているので、SH-03Bを勧めようと思います。mixiやTwitterへの投稿がかなり便利になると思います」(吉田さん)

Bluetoothキーボードにも対応する柔軟さ、電話としての機能も魅力

Photo 脚本家の大関雄一さん

 3人目のモニターとしてSH-03Bを触っていただいたのは、劇団に所属する脚本家の大関雄一さんだ。もともと外出先などでBluetoothキーボードを使って脚本を書くためにSH-04Aを購入したという大関さんは、「iモードに対応しつつキーボードが使える希有な端末だと思います。これまでWindows phoneなども使っていたのですが、今はSH-04Aがすごく気に入っています」と話す。

 SH-04Aは主にメール用の端末として使っており、メール機能で脚本を書いているという大関さん。BluetoothのHIDプロファイルをサポートするSH-04Aと外付けのキーボードを使って、外出先などで腰を据えて脚本を書いたりしているそうだが、QWERTYキーボードが付いているため、そのまま打ってしまうこともよくあるという。「テキストメモは最大で半角128文字までしか保存できないので、たいていメールに書いて送信ボックスに保存しています」(大関さん)

 大関さんはSH-03Bにも発表時から興味を抱いていたそうで、SH-03Bに触れながら、さまざまな機能をじっくり試しつつ使用感を確認していた。そんな中で大きな魅力と感じたのが、ケータイShoin9の進化だ。前田さんも指摘していたが、SH-03Bではシフトボタンを押して大文字から英字を入力すると、変換されずに英字で打ち続けられるなど、入力環境が大きく進化している。文章を構成することを生業とするお2人が同様のメリットを指摘したのは興味深い。

 「予測変換の候補が多数表示されるようになったのもすごくいいと思います。画面を切り替える回数が減るので、入力する際のストレスが減りますね」と大関さん。一方、数字ボタンが増えたことで、QWERTYキーがSH-04Aから若干小さくなった点は「気にならないといえば嘘になりますが、慣れてしまえば問題はなさそうです」と話した。

 記号などが入力しやすくなった点も、長い文章をストレスなく打っていけると大関さんは評価する。

 先に、SH-04Aを主にメール用端末として使っていると書いたが、SH-03Bは電話としての使い勝手がよくなっていることも魅力だと大関さんは言う。

 「発着信がきちんとできるのはいいですね。SH-04Aでは、発話/終話キーの位置が横だったので、よく間違えて押したりしていました。クリアキーが画面の真ん中か右側に必ず用意されるようになったのも、実は使いやすくなったのではないかと思います。それから、イルミネーションがすごくいいですね。SH-04Aは着信ランプが表面に1灯しかありませんでしたが、SH-03Bは側面が4カ所光りますから、裏返して置いておいても着信に気づきやすいと思います」(大関さん)

 また絵文字やデコメ絵文字はあまり使わないという大関さんだが、顔文字が一覧から選べる機能は気に入ったようだ。「これ、できればよく使うやつや好きなやつなどにカスタマイズできるといいですね」。確かに定型文入力などを使わなくても、好みの顔文字が入力できるようになればもっと楽しそうだ。

 一通りの機能を試し終わって大関さんは「SH-03Bは確実によくなっていると思います。まだ完璧と言える訳ではないですけど、すごく使いやすくなったと思います。画面の回転の認識も早くなっていますし、待受タッチランチャが白黒表示になって、背景にどんな壁紙を設定しても違和感がないのもいいですね。そして文章を書くときの使い勝手は格段に進化しているのを感じます。文字入力周りはすばらしくよくなっています。若干キー配列がSH-04Aと変わっているので、SH-04Aのユーザーは最初戸惑うかも知れませんが、きっとすぐ慣れるでしょう。何となく本体が軽く感じるのもいいですね」と感想を話した。

 SH-03Bに買い替えますか?との質問には、「SH-04Aは一括で購入したので今どうしようか考えています。価格がまだ分からないので何とも言えませんが、安く購入できるといいな、と思っています」と答えた。

Photo 大関さんもSH-04AのWhiteを使用していた

軽快な動作と確実に進化した文字入力に高い評価

 さて、SH-04AのユーザーにSH-03Bに触れてもらい、その印象を聞いてみたが、いかがだっただろうか。3人に共通していたのは、いずれも文字を入力する環境にそれなりにこだわりがある人たちで、QWERTYキーを高く評価していたこと。SH-03Bも、万人向けとは言えないかもしれないが、文字をよく入力する人からは確実に支持を集めそうだ。

 ケータイShoinが代を重ねるごとに使いやすくなっているのも見逃せないポイントと言える。使いやすいキーボードと賢い日本語入力システムの組み合わせは、入力環境を重視する人にはとても重要な要素のはず。高度なニーズに応えられるポテンシャルを、SH-03Bは持っていると言えるだろう。

 また面白かったのが、三者三様に本体が軽くなったと指摘していたこと。スペック上ではほんの数グラムの差だが、手に持ったときに軽いと感じるのは、ボディのバランスがいいことや、見た目に高級感があることなどが原因として考えられる。この点も使いやすさの向上と言って差し支えなさそうだ。

 今回はSH-04Aユーザーに限って話を聞いたが、やはりQWERTYキーに高い関心を示した層だけに、SH-03Bに対する評価も高かった。テンキーよりもQWERTYキーの方が文字を速く入力できる人は、SH-03Bを手にとって、ぜひその快適さを体験してみてほしい。

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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2010年3月16日