いま買える“次世代クラウドカーナビ”――CAR NAVITIMEで実現する4つのスマート（2/2 ページ）

[神尾寿，PR／ITmedia]

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PCやケータイ／スマホとスマートな連携

　PCやケータイ／スマートフォンとシームレスな連携ができること。これがCAR NAVITIMEの3つめのスマートさだ。

　ナビタイムはケータイやスマートフォン向けナビゲーションサービスの草分けであり、今では主要キャリアすべてのケータイやスマートフォン向けに「NAVITIME」（au向けは「EZナビウォーク」）を提供している。さらにPC向けのWebサービス「PC-NAVITIME」も用意されており、マルチプラットフォーム環境で利用できるのが特長である。CAR NAVITIMEでは、これらのNAVITIMEとクラウドサービスを通じて連携することができる。

　具体的に見てみよう。

　CAR NAVITIMEと各種NAVITIMEサービスとの連携は、「NAVITIME ID」を用いて行う。すでにNAVITIME（ケータイ版もしくはスマートフォン／PC版）やEZナビウォークの有料会員であれば、追加料金なしでCAR NAVITIME連携機能が利用できる。

　連携機能の設定そのものは簡単だ。CAR NAVITIMEのメインメニューから「設定」→「ログイン／ログアウト」を選び、NAVITIME IDとパスワードを入力するだけである。これでNAVITIMEの各種機能・サービスが、ケータイやスマートフォン、PCと、CAR NAVITIMEで共有されるようになる。

ケータイやスマートフォンのNAVITIMEと同じIDでログインすると、CAR NAVITIMEとデータや履歴の共有ができる。あらかじめケータイやスマートフォンで目的地を探しておき、CAR NAVITIMEの電源を入れたらすぐに目的地を設定する、といった便利な連携が可能だ

　この連携によるメリットは幅広い。

　その中でも特に便利なのは、目的地設定をケータイ・スマートフォン・PCのどれからでも行えるようになることだろう。写真のように、CAR NAVITIMEと連携されたNAVITIME IDでは、ケータイやスマートフォン、PCのNAVITIMEで目的地検索やルート設定をした際に「CAR NAVITIMEに転送する」というメニューが追加されるようになる。これを選ぶと、その情報がクラウド経由でCAR NAVITIMEに送信されるのだ。あとはCAR NAVITIME側で電源をオンにした時か、「PC／ケータイ連携」のボタンを押すと、あらかじめ設定された目的地へのルート案内が始まる。

　この連携機能を用いれば、“自宅で外出前に目的地設定しておく”ことはもちろん、ケータイやスマートフォンを通じて“機械式駐車場の出庫待ち中に目的地設定をする”ことや、“レストランやカフェで休憩している時に次の目的地を設定する”といったことが簡単にできる。また、複数のスポット情報をCAR NAVITIMEに送ることができるので、家族や恋人とドライブにでかける前にドライブプランを作っておくことも可能だ。

My地点などの情報や検索履歴も共有できる

　例えば筆者の場合は、よく週末に妻とデートをしているのだが、そのプランを前日のうちにPCで下調べして、そのままPC-NAVITIMEからCAR NAVITIMEに目的地を設定している。これだと当日はCAR NAVITIMEの電源をオンにするだけで、すぐに目的地情報を取得・ルート設定できるので、スムーズに出かけられるのだ。

　CAR NAVITIMEの連携機能は目的地設定だけではない。ケータイ／スマートフォン版やPC版のNAVITIMEと、My地点（※2）や検索履歴も共有しているため、どの端末で操作してもシームレスな情報の共有ができる。その便利さは、日常的にNAVITIMEやEZナビウォークを使っている人ならば実感できるはずだ。

※2 My地点とは

お気に入りの施設・店舗などスポット情報を保存する機能。NAVITIMEではクラウド上にMy地点を保存。フォルダ単位で管理できる。

リアルタイムコンテンツが実現するスマートドライブ

　そして4つめのスマートが、豊富なリアルタイムコンテンツと、それによるスマートドライブだ。

　CAR NAVITIMEはカーナビ機能の大半がクラウド上にある強みを生かして、リアルタイム性のあるドライブ支援コンテンツを多数提供している。その代表的なものが、駐車場の満空情報だ。これはパーク24の「タイムズ」など大手駐車場の満車・空車情報を提供するもので、CAR NAVITIMEの地図上や検索結果にリアルタイムに表示される。満空情報のデータは10分程度のタイムラグがあるものの、これをもとに駐車場を探せば“満車でクルマが止められない”というリスクを減らすことができる。

リアルタイムなドライブ支援コンテンツが多数手に入るのもCAR NAVITIMEの利点。特集記事などで話題のスポットへいち早く行ってみたりできる。駐車場の満空情報もとても便利。地図上で空いている駐車場が一目で分かるほか、近隣で空いている駐車場を検索するといったこともできる

　ほかにも、CAR NAVITIMEではリアルタイムの天気情報やガソリンスタンドの価格情報、TVスポット情報など豊富なリアルタイムコンテンツに対応している。また厳密にいうと“リアルタイム”ではないが、季節ごとの人気スポットランキングやイベント情報なども豊富に用意されており、ドライブを便利かつ楽しいものにしてくれるのだ。

モバイル＆クラウド時代を体現するCAR NAVITIME

　ここまでで紹介したとおり、CAR NAVITIMEは従来のカーナビとは設計理念からして異なる。ハードウェア中心ではなくクラウド中心でコンセプトが練られており、それを“クルマ”というモバイル環境で使いやすいように設計されたものだ。ナビタイムはカーナビメーカーではないということもあり、カーナビのハードウェア部分だけ見れば見劣りする部分もあるが、それを補ってあまりあるクラウドサービス側の魅力がある。現在のモバイル＆クラウド時代を体現する次世代のカーナビと言ってもいいだろう。

　クラウドを中心に、PCやケータイ／スマートフォンとシームレスに連携するカーナビ。CAR NAVITIMEは、ネットを使いこなしている人にこそ、ぜひ試してもらいたいと思う。

シトロエン DS3 Chic

今回CAR NAVITIMEの試用で活躍したのがプジョー・シトロエン・ジャポンのスタイリッシュなコンパクトカー「DS3 Chic」。このクルマは、ボディカラーとルーフ＆ドアミラーカラー、ダッシュボードカラー、ツートーン アロイホイールカラー、シート（ファブリック／レザー）などをユーザーが選んでカスタマイズできるビークルパーソナリゼーションが特徴だ。またコンパクトなボディサイズながら、クラス最大級の室内スペースを確保するなど、“走り”重視派から街乗り派まで、幅広いユーザーにアピールする要素を兼ね備えている。