“クラウドカーナビ”で観光がさらに便利で楽しい――沖縄で「CAR NAVITIME体験モニタープラン」を試した(1/2 ページ)

ナビタイムとOTSレンタカーが9月30日まで実施している「CAR NAVITIME体験モニタープラン」は、レンタカーで沖縄観光をするならぜひ利用したいサービス。CAR NAVITIMEの魅力を存分に感じ、沖縄を堪能できる。

» 2011年07月25日 10時00分 公開
[神尾寿,PR/ITmedia]
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 日本列島の南に位置し、亜熱帯の気候と美しい海に囲まれた諸島地域・沖縄。人口約137万人、50万世帯余りが暮らすこの島々は、日本が誇る南国のリゾート地でもある。海岸沿いには多くのリゾートホテルが建ち並び、マリンスポーツが楽しめる美しいビーチや「美ら海水族館」「首里城」をはじめとする有名な観光スポットも豊富にある。恋人と訪れても、家族連れでも楽しめる場所だ。

 そして、もう1つ。沖縄は観光客向けのレンタカーサービスが充実していることも特長だ。沖縄は鉄道のない唯一の県であり、「ゆいレール」と呼ばれるモノレールはあるものの、人々の移動手段はクルマが中心である。一方で、観光客向けのリゾート施設や観光スポットは広範囲に広がっているため、“クルマなし”で観光を楽しむことは難しい。観光客は那覇空港を降りたってすぐに、レンタカーを借りることになる。沖縄観光とレンタカーは切っても切れない関係にある。

 この沖縄レンタカー業界の最大手が沖縄ツーリストのOTSレンタカーである。同社は沖縄地場資本の独立系レンタカー事業者であり、豊富な車両ラインアップと、沖縄観光客向けの手厚いサービスやサポート体制で人気を博している。

 そのOTSレンタカーが今回、ナビタイムジャパンと提携。最新の“クラウドカーナビ”であるCAR NAVITIMEとレンタカーをセットで貸し出す「CAR NAVITIME体験モニタープラン」というお得なキャンペーンを新設した(2011年6月1日〜9月30日まで)。

 レンタカーによるドライブ観光と、常に最新の情報が提供されるCAR NAVITIMEはどれだけ相性がいいのか。実際の旅行でどれだけ役立つのか。沖縄を訪れて体験してみた。

こだわりの沖縄旅行に最適な「CAR NAVITIME」

 沖縄旅行は我が家の恒例行事になっている。次男が2歳の頃から毎年訪れているので、今年で4回目。“沖縄通”というほどではないけれど、一般的な旅行ガイドに載っている本島の定番観光スポットはほとんど行き尽くしたといってもあながち間違いではない。そこで今回の沖縄旅行では2つのテーマを設けた。1つは「メジャーな観光ガイドに載っていない場所に行くこと」、2つめが「妻が喜ぶお店・場所を中心に巡ること」だ。

 この“こだわりの沖縄旅行”において、従来型のカーナビゲーションは心許ない。沖縄を訪れたことのある人なら分かると思うが、沖縄は主要幹線道路こそ広く整備されているが、ひとたび裏道に入ると狭く入り組んだ路地が多い。また観光振興に合わせて新設される道路・バイパスが多く、店舗の開業・移設・廃業といったスクラップ&ビルドも頻繁だ。レンタカー付属の従来型カーナビは通信・クラウド連携機能に対応していないため、こういった“情報力でナビ精度に差が出る”環境に弱いのだ。今回の“こだわりの沖縄旅行”は、OTSレンタカーで「CAR NAVITIME搭載のレンタカー」が借りられるからこそ安心して立てられる旅行プランと言える。

 では、那覇空港を出てみよう。

 沖縄では現在、観光客向けレンタカーの営業所を、空港の南で新興開発中の豊崎エリアに集約しようとしている。OTSレンタカーの観光客向け営業所「臨空豊崎営業所」があるのもそこだ。那覇空港から専用のバスで約10分の距離にある。

 初めてOTSレンタカーの臨空豊崎営業所を訪れると、その大きさや施設のきれいさに驚くだろう。沖縄最大のレンタカー事業者の“表玄関”である同営業所の規模は、敷地面積が約2000坪、管理台数は約1800台だという。さらに利用客がクルマの貸出・返却を行うドック部分だけで、78台分のスペースがある。

 この臨空豊崎営業所の中に、CAR NAVITIMEの特設ゾーンができている。ここではCAR NAVITIME付きレンタカープランの利用者に対して、専用カウンターで受け付けをするほか、展示されている実機やマニュアルで操作方法を親切に教えてくれる。そのため初めてCAR NAVITIMEを使う人も安心だ。

PhotoPhoto 那覇空港からOTSレンタカー 臨空豊崎営業所へはバスで移動する。OTSレンタカー 臨空豊崎営業所は、沖縄県内でも最大級のレンタカーの貸出ステーションである。CAR NAVITIME付きのレンタカーはここで借りられる
PhotoPhoto 今回、借りたのはマツダの「デミオ」。CAR NAVITIMEプランでは、同車のほかに日産の「キューブ」も選ぶことができる
PhotoPhotoPhoto OTSレンタカー臨空豊崎営業所内のCAR NAVITIMEキャンペーンカウンター
PhotoPhotoPhoto CAR NAVITIMEキャンペーンのカウンターではガイドブックや実機によって、詳しい使い方などの説明が受けられる

クルマを借りたら、まずはID設定

 OTSレンタカーのCAR NAVITIME特設カウンターでクルマを借りたら、まずやっておきたいのが「NAVITIME ID」の設定だ。CAR NAVITIMEは単体でも利用できるが、いちばんの特長はナビタイムのクラウドサーバ経由で、ケータイ版やスマートフォン版の「NAVITIME」「EZナビウォーク」と連携できること。この“カーナビ連携”が観光利用では特に便利なのだ。そのため沖縄に来る前にはぜひ、ケータイもしくはスマートフォン向けのNAVITIMEサービスに加入しておきたい。

 NAVITIME IDの連携は、メニューの「登録・履歴・転送」→「ログイン・ログアウト」から行う。ここで自分が利用中のNAVITIME IDとパスワードを入力すればOKだ。今回、筆者はiPhone版の「NAVITIME」と連携させた。

 レンタカーのCAR NAVITIME側のID認証が終わると、ケータイ版/スマートフォン版のNAVITIMEアプリに「CAR NAVITIMEへ転送」というメニューが追加される。これでケータイ/スマートフォンで検索した目的地をワンタッチで送信し、CAR NAVITIME側の「ケータイ/PC転送」から呼び出せるようになる。転送データはCAR NAVITIMEの起動時には自動で読み込まれるため、“クルマに乗る前に目的地設定をしておく”ことも可能だ。炎天下の駐車場で、クルマに乗ってからいちいちカーナビ設定をしなくていい点は、とてもありがたい。また、明示的に「CAR NAVITIMEに転送」を実行しなくても、ケータイ/スマートフォンのNAVITIMEで検索・地点登録したデータは、そのままCAR NAVITIME側にも反映される。こうしたシームレスな連携ができることはCAR NAVITIMEの最大のメリットだろう。

PhotoPhoto レンタカーを借りたら、まずやっておきたいのが、CAR NAVITIMEでの「NAVITIME ID」の設定
PhotoPhoto これでケータイ/スマートフォンのNAVITIMEアプリやPC-NAVITIMEと、CAR NAVITIMEがシームレスに連携するようになる

CAR NAVITIMEで、沖縄のカフェやスイーツ巡り

 では、いよいよ出発だ。

 今回は“妻のためのこだわりの沖縄旅行”なので、メジャーな観光地には向かわず、景色やスイーツが楽しめる場所を中心にドライブする。

 まず向かったのが、沖縄南東部のカフェ「風樹」と「浜辺の茶屋」とだ。どちらも店内から見える海の景色がきれいなことと、食事やスイーツ類がおいしいことで女性に人気がある。

PhotoPhotoPhoto カフェ「風樹」は高台から見える海の景色と、タコライスが絶品である
PhotoPhotoPhoto CAR NAVITIMEを借りてから最初に訪れたのが、カフェの「浜辺の茶屋」。美しいビーチに面した店内では、特製のピザが楽しめる

 目的地の検索は、iPhone版のNAVITIMEで行った。このアプリはiPhoneらしいシンプルで分かりやすいUIデザインを取り入れながら、NAVITIMEの多彩な検索・ナビサービスが利用できるお勧めのアプリだ。動作もサクサクと軽快である。

 検索にはNAVITIMEでおなじみのフリーワード検索が使えるため、検索欄に「名称・電話番号・住所」などキーワードとなるものを自由に入力すればいい。今回はあらかじめインターネットの口コミサイトでお店の電話番号を調べていたため、それを入力。すぐに目的のお店が見つかった。NAVITIMEやCAR NAVITIMEのデータベースは、一般的なカーナビと比べると、収録情報の量が多く、質も高い。その効果は、こういったこだわりのカフェなどを探すと如実に感じる部分だ。

PhotoPhotoPhotoPhoto 目的地はiPhoneやAndroidのNAVITIMEアプリやケータイ版NAVITIME、PC-NAVITIMEなどで検索して転送できるのが便利。カフェ 風樹は電話番号ですぐに検索できた
PhotoPhotoPhotoPhoto 浜辺の茶屋も電話番号から検索。「CAR NAVITIMEへ転送」を押すとスポット情報を手軽に共有できる

 一方、CAR NAVITIMEのルート案内機能も、的確で分かりやすい。CAR NAVITIMEは小型のPND型デバイスのため、画面サイズは小さく解像度も高くはないが、ルート表示の色分けや交差点拡大図など、随所に見やすくする工夫が凝らされているため、一般的なレンタカーにセットされたカーナビと比べて見劣りすることはないだろう。位置の測位はGPSのみだが、沖縄など観光地では、GPS衛星が補足しにくい高層ビル街や長いトンネルを走るようなこともないため実用上の不満はまったくない。

PhotoPhoto ケータイ/スマートフォン版のNAVITIMEやPC-NAVITIMEから「CAR NAVITIMEへ転送」されたスポット情報は、NAVITIMEのクラウド経由で受信できる。「登録・履歴・転送」から「ケータイ/PC転送」を選ぶと画面に選択肢が現れる。複数のスポット情報の転送も可能だ
PhotoPhoto 目的地のデータを転送したら、すぐにルート案内を開始できる

PhotoPhoto CAR NAVITIMEのナビゲーション画面は決して大画面ではないが、色分けや交差点拡大表示が見やすい。これなら初めて走る道でも安心だろう。現在のCAR NAVITIMEは、最新機能として「オービス情報」にも対応している。オービス設置場所が近くなると、アラームとカメラアイコンで知らせてくれる。オービス設置地域周辺は急ブレーキをかけるクルマもあるので注意して走行したいところ

 沖縄のこだわりカフェでのんびりしたら、いくつか雑貨店をまわって早めにホテルへ。翌日の観光に備えることにした。

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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2011年8月28日