タッチパネルだけじゃなく、キーでも操作できたほうがいい そんな人に使ってほしい「AQUOS PHONE slider SH-02D」（2/2 ページ）

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おくだけ充電で防水性能がより万全に

おくだけ充電に対応

　SH-02Dならではの魅力としては、おくだけ充電に対応していることも挙げるべきだろう。SH-02Dは、シャープが初めて開発したおくだけ充電対応機「AQUOS PHONE f SH-13C」をベースに開発されており、これまでのように充電端子を備えた専用クレードルにセットしたり、ACアダプタを直接接続したりせずに、専用の充電台に端末をぽんと載せるだけで充電ができる。

　おくだけ充電とは、ワイヤレスパワーコンソーシアム（WPC）のワイヤレス充電規格「Qi」（チー）に対応したドコモの端末で利用できる充電機能の愛称。現在対応機種が増えつつある先進機能だ。

　専用充電器は、これまで提供されてきた充電器よりもややサイズが大きいが、リビングのローボードや棚に置いておいても違和感がないすっきりしたデザイン。“ケータイ置き場”として場所を確保しておけるというメリットもある。帰宅したらいつもケータイを置く場所に、おくだけ充電の充電器を置いておけば、充電し忘れる心配もなくなるだろう。

　またおくだけ充電は、街中の充電スポットの整備も進められているので、今後は自宅や職場など、自分で充電器を置いた場所以外でも充電できる場所が増える。現在ANA（全日空）の国内線ラウンジ、TOHOシネマズ、PRONTO、EARTH、てもみん、いよてつ高島屋、佐世保玉屋、小倉井筒屋などで整備が進められており、岩田屋三越、三越、JTB、高島屋、日本マクドナルド、ロイヤルパークホテルアンドリゾーツ、ローソン（ナチュラルローソン）などでも12月上旬以降に設置が予定されている。

　充電インフラが充実してくれば、ファストフード店でコーヒーを飲んでいる間に、テーブルの上でちょっと充電したりといったスタイルも広がる可能性がある。ちょっとした未来を感じられる技術をいち早く体験できるのだ。

　シャープの2011年冬モデルから搭載されている、賢くバッテリーの消費電力を管理してくれる「エコ技」機能も搭載しているので、現在利用している機種のバッテリーの持ちに不安を感じているユーザーも、SH-02Dなら安心して利用できるだろう。

端子カバーを開閉せずに充電ができるので、閉め忘れて浸水してしまうような不慮の事故を防げる

　またおくだけ充電に対応したことで、もう1つうれしいポイントがある。それはIPX5／IPX7等級の防水性能とIP5Xの防塵性能を維持するための、各端子のカバーの開閉をしないですむ点だ。

　通常、防水対応の端末は、端子のカバーにゴム製のパッキンが用意されており、これによって水やほこりが端末内に侵入するのを防いでいる。パッキンは開閉や時間の経過とともに徐々に劣化していくので、2年に1回は交換は必要だが、開閉の回数が少なくてすむおくだけ充電は、防水・防塵性能の維持にも効果的だ。端子カバーの閉め忘れによる浸水や粉塵の侵入も予防できる。端子のキャップを開閉する際に、爪を痛める心配もない。

国産Android 搭載端末からの乗り換えも安心の日本仕様対応

　スライド式のテンキーや防水・防塵性能、おくだけ充電といった、これまでドコモ向けのシャープ製Android 搭載スマートフォンにはあまり搭載されていなかった機能を備える点もSH-02Dの魅力だが、もちろん従来のシャープ製Android 搭載スマートフォンが採用していた日本市場向けの機能もしっかりと継承している。便利になったことのトレードオフはほとんどない。

　例えばおサイフケータイ。SH-02Dはおサイフケータイに対応しており、EdyやiD、モバイルSuica、QUICPayといった多くの電子マネーや、ANAマイレージクラブ、マクドナルドなどの会員証兼クーポン／ポイントアプリなどが利用可能。おサイフケータイ対応Android 搭載スマートフォンからの機種変更でもまったく困らない。もちろん赤外線通信機能やワンセグなども搭載しているので、使い勝手が悪くなるポイントはない。

おサイフケータイに対応。800万画素CMOSカメラなど、基本機能も充実

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　通常のスマートフォンの快適さに加え、テンキーでの文字入力という便利さも兼ね備えたスマートフォン、AQUOS PHONE slider SH-02D。さらにおくだけ充電による簡単な充電と防水・防塵性能、「エコ技」機能という、初期のスマートフォンにはなかった独自の機能も用意した。一方で、日本向けの機能はしっかりと継承している。フルタッチパネルタイプのAndroid 搭載スマートフォンを使ってみたけれど、どうもしっくりこないという人は、このSH-02Dに触れてみてはいかがだろうか。きっと買い換えたくなる、新しいスタイルの端末だ。

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