グローバルモデルをベースにしたスマートフォンには、日本のケータイに当然あった機能が搭載されないこともあり、乗り換えの際のハードルとなっている。例えば、赤外線通信機能は、友達とアドレス交換をしたり、ちょっとしたデータを送ったりする場合に日常的に使う機能だが、海外製のスマートフォンには搭載されていない。代用できる機能もあるとはいえ、使い慣れた機能は用意されていた方が安心だろう。また、おサイフケータイやワンセグのような日本固有の機能も、グローバル展開されているモデルには搭載されていないことがほとんどだ。
しかしシャープは、ケータイの頃から搭載されているこれらの機能を搭載する「日本仕様」のスマートフォンをラインアップしている。もちろん、SH-02Dも赤外線通信機能、ワンセグ、おサイフケータイにしっかり対応していて、今まで使っていた便利機能をスマートフォンでも引き続き利用できる。
これだけなら、ほかの日本メーカー製スマートフォンとそれほど変わりないのだが、SH-02Dはより細かい部分までケータイの使い勝手を取り込み、違和感なく使いこなせるようになっているのに驚かされる。ちょっとしたことなのだが、できるのとできないのとでは、使いやすさが大きく変わってくる心憎い配慮がある。それらの一部を紹介しよう。
1つはマナーモードのオン/オフが本体サイドのキーで簡単にできること。ホーム画面やアプリケーション一覧画面のほか、ロック解除画面が表示されているときに、ボリュームキーの下(▼)を長押しすると、マナーモードを切り替えることができる。テンキーを引き出した状態では、「#」キーを長押しすることでもマナーモードの切り替えが可能だ(シャープ製のホームのみ。docomo Palette UIに設定しているときは、ロック解除画面表示中のみ対応)。電車に乗る際に素早くマナーモードをオンにし、降りたらオフにする、といったことが、細かな画面操作なしに、ケータイ感覚でできるのは、実はスマートフォンでは珍しいことなのだ。
2つ目はケータイで好評の「カラーベールビュー」を搭載すること。スマートフォンは画面が大きく見やすいのが利点だが、それは他人からも見やすいということ。混雑した電車の中などプライバシーが気になるシーンもあるだろう。ベールビューをオンにすると、横からディスプレイを見てもイラストやアニメーションのフィルタ画像が表示され、覗き見を防げる。カラーベールビューのオン/オフは、ステータスバーから引きだす通知パネルにボタンがあるので、気になるときにサッとオンにして利用できる。
3つ目は、電話に出られないときに、端末内に相手のメッセージを録音してくれる伝言メモ。電波が届く場所にいれば留守番電話として便利に使える機能だが、もともとAndroidのプラットフォームには用意されいていない機能で、これも搭載しているスマートフォンは一部だ。SH-02Dはこの伝言メモに対応しているだけでなく、マナーモードのオン/オフと伝言メモのオン/オフを連動させることが可能。設定が簡単で、マナーモードでも大事なメッセージを逃さない。
さらに、SH-02Dが採用している「SH電話帳」は、あかさたなタブを切り替えて表示できるアドレス帳で使いやすい。もちろん、キーワード検索やグループの作成も可能だ。タブ式はケータイでは当たり前の表示形式だが、スマートフォンでは長い縦スクロール型になっているアドレス帳が基本で、慣れないと使いにくいもの。こんなちょっとしたところにもお馴染みのユーザーインタフェースが採用されていて、使い勝手をよくしてくれている。SH電話帳は十字キーやテンキーでの操作にも対応しているので、キー操作をメインで使う人にもありがたい。
ケータイでは、今や防水であることも当たり前になりつつあるが、スマートフォンで防水性能を持つものはまだ多くはない。しかし、SH-02DはIPX5/7等級の防水性能と、IP5X等級の防塵性能を備えている。かつてケータイの故障で一番多い内容は「水濡れ・水没」だったが、今や水を気にせず、どこでも気兼ねなく使える。雨の日や濡れた手でも、特に意識することなく使えるのが快適さにつながっている。
また、SH-02Dは、ワイヤレス充電規格の「Qi(チー)」に対応しており、「おくだけ充電」が利用できる。専用の充電台の上に端末やバッテリーを置くだけで充電できる先進的な機能だ。スマートフォンは大画面かつ多機能で、バックグラウンドでアプリが通信することもあり、消費電力がフィーチャーフォンよりも大きい。朝フル充電してあっても、夕方には残りわずかになっていることも珍しくない。当然、充電する機会が多くなるが、一般的なスマートフォンは、充電の度に外部接続端子(Micro USB端子など)にケーブルを抜き差しする手間が必要だ。これが毎日となると、端子カバーの開閉が面倒だし、カバーの開閉は樹脂の劣化につながるので、長く使っているとカバーが閉まりにくくなったり、取れてしまったりすることもある。毎回ケーブルの向きを確認するのも煩わしい作業だ。また、端子カバーをきちんと閉め忘れてしまう可能性もあり、防水端末にとっては死活問題だ。
おくだけ充電に対応したSH-02Dなら、こういった充電の手間はかからない。帰ってきたら同梱の「ワイヤレスチャージャー 01」の上に端末を置くだけでいい。位置はぴったり合っていなくても大丈夫なので安心だ。また、カバーの閉め忘れもなくなるので防水性能を確実に維持できる。
ダイヤルキーを備えたAQUOS PHONE slider SH-02Dは、日本のフィーチャーフォン譲りの使い勝手や防水性能を継承するとともに、ワイヤレス充電に対応するなどして、スマートフォンの弱点をカバーしている端末だ。フィーチャーフォンに慣れた人なら違和感なく使えるはずなので、スマートフォンへの乗り換えを考えている人はもちろん、使いやすいスマートフォンを求めているすべての人にお勧めしたい。
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提供:シャープ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2011年12月31日