ブロガーも「ひとめ惚れ」の予感――ユーザーをとりこにする「HTC J butterfly」3つのポイント：イエス、フォーリンラブ（2/3 ページ）

[ITmedia]

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“5インチ”サイズで気になるボディの持ちやすさ

　HTC J butterflyの“顔”といってもよい、5インチのフルHD液晶。Webやメールはもちろん、PCと同じデータを表示できるスマートフォンにとって、ディスプレイの大型化と高解像度化は宿命のようなものだ。しかしその一方で気になるのが、モバイルデバイスとしての使い勝手。いくら表示できる情報量が増しても、気軽に持って歩けないようでは意味がない。

　「ゼロから始めるスマートフォン」さんは、ボディの使い勝手について「背面はラウンドしていて、持った時のフィット感はなかなかのものです。電源ボタンは上部中央にあります。この位置は右手でも左手でも同じように操作できるので、かなりアクセスしやすいです」と評価。「LTE Maniacsのブログ」のo2さんも、「液晶だけでなく、細かい所にこだわったデザインです。持つ喜びが上手く作り込みされていますね」と好印象を受けたようだ。

　「5インチ端末としては、びっくりするほどのコンパクトさです。（中略）大型液晶で、とてもスリムな端末になっており、日常ユースで使いやすそうです」と感想を述べているのは、「Windows Phone応援団（旧W-ZERO3応援団）」の伊藤浩一さん。そして「ASDArc」のあるすまさんは、「今回の端末は5インチ液晶ということもあって持ち辛いのでは？と思いつつ端末を持ってみると思わずびっくりしてしまいました。見よ！このスリムすぎる側面を！！」と、ボディのスリムさに驚きを隠せない様子。「fukaz55」さんも、「実際に持ってみると意外に本体が軽く、またデザインも大きさを気にさせないような工夫が色々となされているためか、大きさは全くといい程気になりませんでした。本体の形状はかなり薄いのですが、側面や背面がいい感じで微妙な丸みを帯びているのが効いているようです」と、手にした際の感想を残している。

　「ITmedia海外速報部」のsatoさんは、「発表の段階では『えー、5インチディスプレイは無理。私の手（平均よりかなり小さい）には無理』と思ったのですが、実際に持ってみると某4.8インチ端末よりもなんだか小さく感じるマジック」と高く評価している。ただ、「さすがに親指が届く範囲はちょっと苦しいですが、そもそも3.8インチでも両手で使っている私にはあまり関係ありません」とのことで、初めから片手操作をしなければ、ディスプレイサイズの違いはあまり気にならないようだ。

　HTC J butterflyがなぜ、ここまでの薄さを実現できたのか。その秘密は、ボディの構造にある。普通スマートフォンは、ディスプレイ、基板、バッテリー、バッテリーカバー（背面パネル）という順に重なっているが、HTC J butterflyはディスプレイのすぐ下にバッテリーを配置。その次に基板をレイアウトし、カバーはボディ一体型を採用した（そのためユーザーはバッテリーを交換できない）。これについて「4-3-2-1」のNaoki Kawamataさんは、「言われてみると『なるほど！』と思えるこの順番。今後のスタンダードになるかもしれないなぁと個人的には感じることができました」と述べている。

　そのボディは、カラーリングにもこだわりを見せている。HTC Jで好評だったレッドは、さらに鮮やかさを出すために色味も変更。HTC J butterflyではわずかに青色を加えることで、角度によって異なる色になった。HTC端末の“伝統色”といえるブラックは、“純正ブラック”を目指して手触りの良いツヤ消し塗装を採用。またホワイトは、真珠のような質感を目指したパール塗装を施している。

　こうした取り組みについて「HTC速報」さんは、「つや消し塗装によりグリップ力が上がり、横着して片手のみで操作した場合に落下する確率が下がると感じる」「前面から見た時に上部のイヤースピーカー部分がレッド塗装されており個人的に気に入っている」「『DROID DNA（※）』のカラーリングを求めていた人はブラックだとほぼ同じ塗装が施されているため丁度良い。プラスチック感が無い」と、良いと感じる3点を挙げてくれた。

　さらに「GAPSIS」さんも、「落ち着いてみると黒も良い感じだ。原氏の話にもあったようにサイドの赤が良いアクセントとなり、オシャレに見える。背面がマットなので、滑りにくいのも実用的だ。女性には白とか赤が似合うと思うが、男性なら黒というセレクトもありかと思った」と、ブラックを評価している。

※：米Verizon Wirelessが販売するHTC製のAndroidスマートフォン。HTC J butterflyと一部のハードウェアが共通している