これぞスマートフォンの最高峰！ AIチップを搭載した「HUAWEI Mate 10 Pro」の真価（1/3 ページ）

Huaweiの最新SIMロックフリースマートフォン「HUAWEI Mate 10 Pro」が登場。色鮮やかな6型の有機ELディスプレイと、AI処理回路「NPU」を搭載したプロセッサ「Kirin970」を搭載したことが大きな特徴。この冬一番の注目スマホMate 10 Proの実力を見ていこう。（提供：ファーウェイ・ジャパン）

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　ファーウェイ・ジャパンから、最新かつ最高性能のフラグシップSIMフリースマートフォン「HUAWEI Mate 10 Pro」が発売される。価格は8万9800円（税別、以下同）。

　特徴は、色鮮やかな6型の有機ELのフルビューディスプレイと、AI処理回路「NPU」を搭載した8コアCPU、12コアGPUの高性能チップ「Kirin970」を採用した点だ。Leicaと共同開発のダブルレンズカメラも、F値が1.6の明るいレンズとAI処理でさらなる高画質を手に入れた。ビジネスからエンタメ、カメラ画質まで最高性能にこだわった、この冬一番の注目スマホMate 10 Proの実力を見ていこう。

「HUAWEI Mate 10 Pro」。ミッドナイトブルー

チタニウムグレー

ワイドディスプレイと上質なガラスパネルが目を引く

6型の有機ELディスプレイを搭載。縦長のワイドサイズで、多くの情報を表示できる（写真＝左）。背面にはLiecaと共同開発した、2000万画素モノクロセンサーと1200万画素RGBセンサーのダブルレンズカメラを搭載。指のかかりやすい位置に指紋認証センサーを搭載しており、ロック解除はスムーズだ（写真＝右）

　Mate 10 Proを手にしてまず目に入るのは、前面のほとんどを覆う大画面6型のフルHD+ （1080×2160ピクセル）の有機ELディスプレイだ。縦長の18：9ワイドスクリーンで、SNSやブラウザの情報をより多く表示できる。

　さらに、大画面にもかかわらず片手で操作しやすい。これは幅約74.5mmの狭額縁デザインと、滑らかにカーブした背面ガラスパネルによるものだ。厚さは約7.9mmとスーツの胸ポケットにも収まる形状で、メタルフレームとガラスの上質さはビジネスシーンにもマッチする。

片手で操作しやすい、横幅約74.5mmの狭額縁デザイン

背面に曲面ガラスを採用。滑らかなカーブで手のひらへの収まりもいい

　待望の耐水・防塵（じん）にも対応したことも見逃せない。雨の日や、キッチンなどでぬれた手でも安心して利用できる。等級はIP67で、完全防塵かつ30分間の水没に耐えられる。

本体はIP67の防塵・耐水に対応。少々水にぬれても問題なく動作する

実用と高画質を両立した大画面6型有機ELディスプレイ

　高品質なディスプレイ画質についてもう少し見ていこう。

　Mate 10 Proは近年話題の「HDR」ムービーにも対応する。視聴方法はネット配信が中心だが、7万：1の高コントラストとNTSC比で112％の色域により、クリエイターが意図した豊かな色彩をより忠実に再現できる。画面比率が18:9とかなり横長なので、ビスタサイズやシネスコなど、横長の映画を全画面で視聴しやすいのも便利だ。

　実際にHDRムービーを視聴したところ、映画の迫力あるアクション演出はより鮮やかに、かなり暗いシーンも俳優の表情を黒つぶれなく滑らかな階調で繊細に表現できていた。ミュージックビデオだと、南国の青空やエメラルドグリーンの海、派手な照明を有機ELならではの明るく鮮やかな発色を堪能できる。もちろん、HDR対応以外のムービーやアプリでも有機ELならではの発色の良さは健在だ。

明るさや色表現に優れた「HDR」ムービーの再生に対応。横長の映画も大画面で楽しめる。内蔵スピーカーはステレオ仕様だ

　ワイドスクリーンは、2つのアプリを同時に表示するマルチウィンドウとの相性も良い。例えば、ネット動画を表示しながらTwitterを操作しても、画面があまり狭くならず操作しやすい。

　Mate 10 Proは最新OSのAndroid 8.0 Oreoを搭載しており、新機能の子画面表示PIP（Picture in Picture）も利用できる。まだ対応アプリは少ないが、ナビ中の画面を画面端に表示するといった使い方も可能だ。

2つのアプリを同時に表示するマルチウィンドウや、画面上に子画面を表示するPIPに対応