“3キャリア対応”通信モジュールを提供 IoT/M2M分野でAM Telecomの製品が選ばれる理由(2/2 ページ)

» 2019年04月09日 10時00分 公開
[PR/ITmedia]
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韓国で培った経験と柔軟なカスタマイズが強み

 AM Telecom最大の強みは、韓国で蓄積してきた技術を発揮できることだという。「韓国の通信インフラは世界で一番進んでいます。そこで培った技術を他の国に展開できます。LTE Cat-M1に対応した通信モジュールも、日本でいち早くリリースできました」と土本氏は胸を張る。

 「日本のお客さまはカスタマイズを要求されることが多い」(土本氏)そうだが、こうした要求に柔軟に対応できることも強みとしている。例えば、自動販売機向けの通信モジュールは、3Gに対応したものを提供していたが、「Wi-Fiも使いたい」との要望が自販機メーカーからあったため、モジュールにWi-Fiチップを搭載した事例もある。

 また、かつてキャリアが提供していた他社の通信モジュールが生産終了になったものの、ニーズが高いことから、その代替品をAM Telecom側が開発したこともあるという。「他社の仕様に合わせたデバイスを作るのは大変ですが、こういうカスタマイズをやっていかないと、日本のお客さまには刺さりません」と土本氏。

AM Telecom エーエムジャパン 営業&マーケティング部常務取締役(駐在員)姜世烈(カン・セヨル)氏

 AM Telecomは各国の車メーカーに対してテレマティクスモジュールや車載デバイスを供給しており、ハードウェアは熱衝撃試験に耐えうる耐久性やソフトウェアの信頼性を担保するCMMI レベル3、品質に関するIATF16949など、各種認証も取得している。エーエムジャパン 営業&マーケティング部常務取締役(駐在員)の姜世烈(カン・セヨル)氏は、「車の運転は命に関わります。ソフトウェアに問題が起こったら大変なので、そこは特に重要です。ハードウェアだけでなく、ソフトウェアも品質の高いものを作っています」と話す。

 日本法人によるサポートも充実させている。日本のスタッフで障害分析などを実施できる他、日本と韓国は時差がないので技術者の対応もタイムリーに行える。さらに、定期的または必要に応じて韓国側の技術スタッフが日本で対応する体制も整えている。

自営網を置き換えるプライベートLTEに対応

 LTEで多くの実績を残してきたAM Telecomが今後注目している通信規格の1つが、「プライベートLTE」だ。プライベートLTEとは、現在の携帯電話網で利用されているLTEの技術を用いた自営通信用の規格のこと。

 日本では企業のオフィスやビル、病院などが自営PHSを運用して、内線として利用している場合が多い。ここにプライベートLTEを導入して自営PHSを置き換えられる他、データ通信機器や施設内に設置した監視カメラや各種センサーソリューション、ビル管理といったIoT設備の管理などにも活用できる。

 プライベートLTEのカバー範囲は見通しがよければ500〜800mで、Wi-Fiよりも広くセキュアなネットワークを構築できる。周波数帯はBand 39(1.9GHz帯)を利用するため、Wi-Fiより干渉が少ないのもメリットだ。

 その他、Wi-FiがAP(アクセスポイント)をまたがる場合、移動先につながる前にいったん通信が途切れてから再接続されるのに対し、Band 39プライベートLTEはTD-LTE方式のため、セッションが切れる前に移動先との通信路を確保し、ハンドオーバー時のパケットが転送されることで、スムーズな基地局遷移が可能となる。いわば、LTEとWi-Fiのいいとこ取りをした規格といえる。

 日本では、MVNO、メーカー、SIerなどがプライベートLTEの取り組みを進めており、2019年の商用展開が見込まれている。AM Telecomは、このプライベートLTEで利用できる通信デバイスや通信モジュールの開発も手掛けている。

AM Telecom プライベートLTE向けデバイスや通信モジュールの開発も手掛ける

 土本氏は「プライベートLTEは将来のローカル5Gの市場につながる動きなので、早い段階から事業者やお客さまと協力関係を作りたい」と語る。総務省もプライベートLTEと同様に、自営で運用できる「ローカル5G」向けに、4.5GHz帯と28GHz帯を割り当てる方針を固めている。今後、こうした“自営網”の分野でもAM Telecomのデバイスやモジュールを採用する機会は増えていきそうだ。


 間もなく日本でも商用サービスがスタートする5Gの時代では、さまざまな製品がインターネットに接続するIoTの動きも加速する。その中で、LTE黎明(れいめい)期から実績を積み重ねてきたAM Telecomの通信モジュール、そしてテレマティクスモジュールと車載デバイスが、さらに存在感を増すことは間違いない。

 なお、これらの製品は2019年4月10日(水)〜12日(金)に開催される「2019 Japan IT Week 春 第8回IoT/M2M展春」に出展(2階20-47)される。
http://www.amtel.co.jp/jap/company/news?id=76

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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2019年4月18日

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