iPhone/iPadとSDメモリカードの組み合わせで一番便利なのは、64GBや128GBといった本体のストレージ容量とは別に、データの保存先が増えることだ。ファイルアプリを使って、大容量のデータをどんどんSDメモリカードへ保存して手元に置いておける。
さらに、SDメモリカードに移動したデータをPCや他の機器で利用できる他、他の人にデータを渡すUSBメモリ的な使い方も可能だ。以下、実際に便利な利用シーンを見ていこう。
個人も企業もSNS映え写真のため、本格的なデジカメを使う時代。とはいえ、デジカメで撮影した写真をSNSへ投稿する際、毎回PCを使うのはやや不便だ。SDメモリカードとカードリーダーを使えば、デジカメで撮影した写真をiPhone/iPadからSNSへすぐに投稿できる。
プライベートでも、旅先でデジカメを使って撮った子どもの写真を、LINEなどを介して親とすぐに共有できる。デジカメでベストショットを撮った後、簡単にiPhone/iPadから送信して反応を受け取れれば、撮影のテンションが上がることは間違いない。
カードリーダーは有線接続なので、通信環境に左右されずiPhone/iPadへ安定してデータを転送できるのも利点だ。逆にiPhone/iPadの写真をSDメモリカードにコピーしてバックアップを取ることもできる。写真好きのiPhone/iPadユーザーにとって、SDメモリカードとカードリーダーは欠かせないアイテムといえる。
ビデオ会議やイベントの動画配信、大学の講義など、最近では映像を使ったコミュニケーションが当たり前になってきた。そこで便利なのがiPhoneやiPadの高画質カメラを使った動画撮影や、画面の録画機能だ。内容を動画で残しておけば、後から見返せる他、動画の共有や配信にも利用できる。
だが、iPhoneやiPadの弱点として、ストレージ容量の制限がある。特に動画は一般的なフルHD(30fps)で1時間撮っただけで4GB近い容量になる。最高画質の4K(60fps)だと、たったの10分で4GB近い容量だ。長時間かつ高画質の動画を何度も撮っていると、すぐに内蔵ストレージがいっぱいになってしまう。
そこでSDメモリカードの出番だ。大容量のSDメモリカードに動画を移動すれば、iPhone/iPadの内蔵ストレージの容量不足を解消できる。接続したSDメモリカードから直接動画を再生したり、PCに動画を移して編集したりすることも可能だ。また、「Notability」などのアプリを使ったメモ書きや、音声録音ファイルなどもまとめてSDメモリカードへ移動できる。
最近増えている、iPadをモバイルノートPC代わりに使う活用する利用スタイルでもSDメモリカードとカードリーダーが役立つ。カードリーダーを利用すれば、SDメモリカードでOffice文書やZIPファイルを受け取ってすぐにチェックを始められる。iPadならApple Pencilを使って、手書きでスマートに指示を返すことも可能だ。
SDメモリカードのもう1つの利点として、省電力で動作することが挙げられる。モバイルノートPCの中には、USBハブを使って複数のUSB機器を利用すると動作が不安定になるものもあるが、SDメモリカードは省電力なので安定してファイルをやりとりしやすい。
また、応用例としてSDメモリカードに保存したOffice文書ファイルを、コンビニのマルチコピー機や、印刷サービス会社に持ち込むといった使い方もできる。ペーパーレスやフリーアドレスの職場も徐々に増えてはいるが、どうしても紙の資料が必要な時にSDメモリカードがあると重宝すること間違いなしだ。
最近はmicroSDスロットを採用するPCやビデオカメラなども増えてきている。また、AndroidスマートフォンとファイルをやりとりするときもmicroSDを使えると便利だ。この場合は、microSDに付属しているSDメモリカードアダプターを利用しよう。アダプターを装着すれば、カードリーダーでも問題なく読み込める。
同じiPadでも、最近のiPad ProはLightning端子ではなくUSB Type-C端子を搭載した製品が主流だ。この場合はApple製の「USB-C SDカードリーダー」の他、市販のUSB Type-C端子対応のSDメモリカードリーダーを利用できる。
今までメーカーもスペックも、何も気にせずカードを購入していたユーザーには、 ぜひこの機会に、SDメモリカード/microSDメモリカードを用途に応じた最適なモデルを選び直して、趣味や仕事をより楽しく、快適にすることをおすすめしたい。
そしてiPhoneやiPadをビジネスやプライベートで本格的に使う人こそ、SDメモリカードとカードリーダー(Lightning - SDカードカメラリーダー)はオススメだ。写真や動画のシェア、仕事・勉強まで普段の利用環境がより快適になるだろう。アイテムを1つ追加するだけでできる幅広いユニークな使い方を、ぜひ実践してみてほしい。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2020年6月30日