法人でも国内通話かけ放題の「Rakuten Link Office」 どこまで“使える”のか徹底検証した

「法人携帯を契約したいが、あまりコストは掛けたくない……」という人にお勧めしたいのが楽天モバイルの「Rakuten最強プラン ビジネス」だ。法人向けにも低価格で魅力的な料金プランを提供しており、既に1万社を超える企業で採用されている。今回は国内通話が無料かつかけ放題の「Rakuten Link Office」アプリを試してみた。

[PR／ITmedia]

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　中小企業や個人商店などで「法人携帯を契約したいが、あまりコストは掛けたくない……」という人にお勧めしたいのが楽天モバイルの「Rakuten最強プラン ビジネス」だ。個人向けスマホの価格破壊で知られる楽天モバイルだが、法人向けにも低価格で魅力的な料金プランを提供しており、既に1万社を超える法人で採用されている。

楽天モバイルの法人向けサービスは、3月から名称を「Rakuten最強プラン ビジネス」に一新。通話かけ放題の「Rakuten Link Office」のサービス内容も強化した

　さらに法人から楽天モバイルが注目されるメリットとして、国内通話が無料かつ、かけ放題（※1）の「Rakuten Link Office」アプリの存在がある。他社の法人スマホだとかなり高くなりがちな通話料を大幅に圧縮できる。そんな法人向け楽天モバイルの魅力を解説していこう。

※1：（0570）などから始まる他社接続サービス、一部特番（188）への通話については、無料通話の対象外となります。詳しくは [Rakuten Link Office]アプリで発信をしても、通話料が発生する電話番号を教えてくださいをご確認ください。Rakuten Link Officeアプリ未使用時、国内通話は30秒22円（税込み）。

法人向けもお得な料金プラン　月額3278円でデータ使い放題

　楽天モバイルの法人向け「音声＋データ」プランは、低価格かつ用途に応じて選びやすい4種類から選べる。さらに、どのプランでも国内通話かけ放題の「Rakuten Link Office」を利用できるので、実際の請求額は高くなりがちな通話料がほぼかからない。これは楽天モバイルならではの大きな魅力だ。

法人向け「音声＋データ」プランは4種類。通話がメインの業態から、データ通信を多く利用したい業態までお得な料金で幅広くカバーする（図版は楽天モバイルのWebサイトから加工）

　これら4つのプランのうち、通話が多くデータ通信はメッセージのやりとりが中心で少ない場合は、月額2178円の「音声＋データ 3GB」がお得だ。社内SNSやクラウドサービスを活発に利用するなら、月額2618円の「音声＋データ5GB」や月額3058円の「音声＋データ30GB」を選ぶといいだろう。

　スマートフォンとノートPCを、出先やテレワークなどで場所を問わず活用するなら月額3278円の「音声＋データ無制限」（※2）をお勧めしたい。また、小規模な店舗や事務所でスマートフォンと光回線、固定電話の通信費をトータルで抑えたい場合にもこのプランが向いている。

月額3278円の「音声＋データ無制限」ならスマートフォンの通話や通信が無制限なのはもちろん、テザリング機能でPCからのデータ通信も無制限で利用できる

　他社の大容量プランと比べて安価な上に、テザリング機能でノートPCのデータ通信回線としても利用できる。通信量無制限なので、ビデオ会議など通信量が多くなりがちな用途でも安心だ。

※2：※楽天回線エリア内でのデータ通信接続時は、公平にサービスを提供するため通信速度の制御を行う場合があります。パートナー回線エリアは、プラン毎の容量超過後、国内データは最大200kbps、国際データは最大128kbpsで使い放題。各最大データ速度で使用時、動画再生・アプリダウンロード等では、時間がかかる場合あり。通信速度はベストエフォート（規格上の最大速度）であり、実効速度は通信環境・状況により変動します。

「Rakuten Link Office」なら法人でも国内通話かけ放題

　通話かけ放題の「Rakuten Link Office」アプリなら、通常の通話と同じ電話番号でスマートフォンや固定電話への国内通話を無料かつ、かけ放題で利用できる。ここまで紹介してきたように、他社と違って通話料やかけ放題のオプション料金を削減できる。

標準の通話アプリを「Rakuten Link Office」アプリに置き換えて利用すると、国内の他社スマートフォンや固定電話を含めた通話料がかけ放題（一部特番などを除く）になる

　また、海外の主要な対象国と地域から、日本国内への通話も無料になる（※3）。Rakuten Link Officeアプリの利用者間なら、ビデオ通話（※4）や海外での連絡も無料で済む。通話の利用が多い業態や、海外出張の多い企業ほど楽天モバイルのサービスが魅力的に感じられるだろう。

※3：海外の対象国と地域からのみ発信可能となります。その他の地域に関してはWi-Fi接続中の場合のみ発信可能となります。

※4：iOS版Rakuten Link Officeは現在ビデオ通話をご利用いただけません。

　Rakuten Link Officeの利用者間なら、写真や動画の送信、最大100人のグループメッセージも利用できる。料金やセキュリティが気になる社内の連絡手段として便利だ。

「Rakuten Link Office」は通話の他、グループチャットも無料で利用できる。社内メッセンジャーとしても便利だ

　3月からはデスクトップ版（※5）も使用可能になり、スマホとPCのBluetoothをオンにするだけで、 PCで作業をしていても、同時に通話やメッセージを確認することができるようになった。なお、現在デスクトップ版を利用できるのはスマートフォンがAndroidの場合で、iPhoneについても順次提供を予定している。

「Rakuten Link Office デスクトップ版」では、PCやMac上で有線イヤフォンを使った通話が可能な他、複数のウィンドウでメッセージやファイルをやりとりできる

　これにより、PCでの作業が多い業態でも通話の着信を取り逃さずに済む他、メッセージで送られてきたファイルをすぐに確認できる。PCの利用時間が長い業態なら、社内のコミュニケーション方法としても便利に活用できるだろう。

※5：Rakuten Link Office デスクトップ版のご利用にはRakuten Link Office スマートフォン版のアカウント連携が必要です。

人口カバー率99.9％を達成！　通信・通話品質は問題なし？

　通話と通信ともにお得な楽天モバイルだが、気になるのは実際の利用エリアや通話や通信品質だろう。

　現在の楽天モバイルは4Gと5Gともにエリアを着実に広げており、パートナー回線（au）を含めて人口カバー率99.9％（※6）を実現。本格参入から3年以上たったこともあり、使用感はかなり改善された。

※6：2023年9月時点。人口カバー率は、国勢調査に用いられる約500m区画において、50％以上の場所で通信可能なエリアを基に算出。

楽天モバイルのエリアは、自社のエリア整備とパートナー回線（au）により人口カバー率99.9％を達成している（図版は楽天モバイルのWebサイトから加工）

　今後は建物内にも電波が届きやすいプラチナバンドの基地局整備を進める他、2026年からはAST SpaceMobileの衛星とのダイレクト通信により、日本全域のカバーを目指す。今後もより安心して利用できるエリア整備を進める予定としている。

　実際のところ、通信品質がどれだけ改善されたのか、気になる人も多いだろう。そこで、ビジネスパーソンがよく利用する都内の主要駅（東京、新橋、品川）で楽天モバイルのネットワークを実際に体験してみた。各社とも通信が混雑しがちな、昼の12時前後に確認したところ、いずれの駅でも、通常のインターネット利用はもちろん、Web会議や動画視聴もストレスフリーに利用することができた。混雑する都心部でも5Gエリアを順調に拡大し、高速なデータ通信が可能だ。

混雑する昼12時台のビジネス街でも「Rakuten Link Office」の通話を問題なく利用できた

　また、Rakuten Link Officeの通話品質も人の多い昼のオフィス外で試したが、問題なく通話ができた。もちろん、通話品質は楽天モバイル側の環境だけでなく、相手の電話会社や利用環境にも影響されるが、ビジネスシーンでも十分に使える音質だと感じた。

楽天モバイルなら料金も品質も満足　特に通話料を大幅圧縮できる

　ここまで楽天モバイルの法人向けサービス「Rakuten最強プラン ビジネス」を紹介してきたが、月額料金を抑えつつもスマートフォンやPCでの通話や通信を快適に利用できることを確認できた。

　特に、法人向け携帯電話サービスを選ぶときに見落としがちだが、実はかなり高額になりがちな通話料についても、Rakuten Link Officeアプリで大幅に削減できるのは他社にない魅力。これから法人向け携帯電話サービスの契約を考えている企業や事業者はもちろん、社内や社外との通話コストの高さに悩んでいる管理者は、ぜひ楽天モバイルを選んでみてはいかがだろうか。