「iPhone 16」シリーズを購入したら、まず用意したいのが保護ケースや保護ガラスフィルムだ。iPhoneケースメーカーの老舗Spigenは、iPhone 16シリーズでも発売と同時に数多くの保護ケースや、簡単に装着できる保護ガラスフィルム製品を販売している。そんなSpigenの最新製品をiPhone 16 Proで試した。
「iPhone 16」シリーズを購入したら、まず用意したいのが保護ケースや保護ガラスフィルムだ。いくら保証プランに入っていたとしても、落下による傷や故障への対応は防ぎたいところ。2年前後で返却するプランで購入した人はなおさらだ。また、保護ケース選びではiPhone 16シリーズに標準搭載されたアクションボタンとカメラコントロールの操作性も気になるところ。
そこで選びたいのが、2024年で創業17年目を迎えるスマホケースメーカー「Spigen(シュピゲン)」製のアイテムだ。同社は耐衝撃性や使い勝手、質感のいいケースを発売し続けており、iPhone 16シリーズでも発売と同時に数多くの保護ケースや、簡単に装着できる保護ガラスフィルム製品を展開している。
この記事では、Spigen製の最新iPhone 16シリーズ向け保護ケースや、保護ガラスフィルムを、iPhone 16 Proに装着して試してみた。
Spigen製ケースの特徴としてまず挙がるのが、耐衝撃性能だ。多くの製品が1.2mの高さから26回落下してもデバイスに問題がないことを確認した、MIL規格「MIL-STD 810G-516.6」グレードの設計になっている。より耐衝撃性にこだわったモデルでは、AIによるシミュレーションを活用した耐衝撃設計や、衝撃吸収フォームなど複数の素材を採用している。
さらに「マグフィット」を冠する製品はケース内部にマグネットリングを搭載しており、MagSafeやQi2対応のワイヤレス充電器にしっかりと装着できる。近年はこれらの磁力で装着する周辺機器が増えているだけに、Spigen製のマグフィット対応ケースはおすすめだ。
iPhone 16シリーズで新しく搭載された、カメラコントロールも快適に操作できる。ボタンの周辺を広く滑らかにカットしており、写真撮影やクリック/スライド操作の邪魔にならない。今後Appleが追加するAIカメラ機能「ビジュアルインテリジェンス」も快適に利用できるはずだ。他社製品だと、カメラコントロール周りのカットが小さく操作が不便な製品も見られるだけに、カメラ撮影の快適さを求めるならSpigen製ケースを選べば安心だ。
Spigen製品の主な機能をチェックしたところで、実際の保護ケースや保護フィルム製品について実際の使い勝手を紹介していこう。
Spigenはデザイン系ケースも充実させており、過去の人気ガジェットをモチーフにしたケースも数多く展開している。クラシック・C1・マグフィットは初代iMacをモチーフにしており、ボンダイ・ブルーの他にタンジェリンなど他のカラーの製品もそろえている。
シースルーの製品は内部の装飾の細かさが重要だが、クラシック・C1・マグフィットは内部も実用性と装飾を両立した上で作り込んでいるのが特徴だ。
背面の中央は、本体のAppleロゴが透けさせつつ、製品名のマグフィットの通り、MagSafeやQi2向けの強力なマグネットを目立たせている。もちろん、ワイヤレス充電器にしっかりと装着できる。
1.2mの高さから26回落下しても問題のない「MIL-STD 810G-516.6」の耐衝撃性能を実現するために、シースルーの硬質なポリカーボネートと軟質のTPU素材カバーの二重構造に加えて、内側にXRD衝撃吸収パッドを重ねる設計を採用。これにより、耐衝撃性能と内部の立体的な装飾を実現している。
この他、初代iMacの特徴で見られたシースルーと白い半透明パーツの色分けも再現。側面の各ボタンも専用パーツで色分けされている他、カメラコントロール部も操作しやすいよう広くカットされている。デザインだけでなく、実用性の面でも使い勝手を考えた保護ケースだ。昔のiMacで好みだったカラーを選んで装着するのはもちろん、一周回って新しい個性的なケースとしても魅力的だろう。
8万回のAIシミュレーションを用いた設計により、本体への衝撃を91.6%軽減、負荷を92.3%低減したケース。もちろん、1.2mの高さから26回落下してもデバイスが無事な「MIL-STD 810G-516.6」の耐衝撃性能をクリアしている。カラーはメタル・スレートやガンメタルなどを用意している。
ケース部分は外層に硬質なポリカーボネート素材と、内部に軟質のTPU素材による2重構造を採用。さらに、AIシミュレーションで配置を決定した黄色い「XRD衝撃吸収パッド」を内部に装着している。落下時の衝撃からより確実に内部のiPhoneを守れるのはもちろん、iPhoneの着脱もスムーズに行える。
ちょっとうれしい機能が、内蔵のスマホスタンドだ。横向き用で、動画の再生時に便利だ。普段スマホスタンドなどの周辺機器を持ち歩かない人ほど重宝するだろう。もちろん、強力マグネット対応なのでMagSafe対応のワイヤレス充電器や、スタンド兼用リングを装着することもできる。
耐衝撃ケースで気になる、側面のボタンの押しやすさもしっかりと考慮されている。ボタンを押す部分が広めに取られており、軽い力で電源や音量、アクションボタンを操作できる。カメラコントロールの周りは硬質カバーでしっかりと保護しつつも、広く滑らかにカットされているので操作の邪魔にはならない。
新しいiPhone 16シリーズを購入したが、絶対に落として傷つけたくない人にとってタフ・アーマー(AI)・マグフィットはベストな製品だ。MagSafeやQi2、カメラコントロールも快適に利用でき、スタンドも内蔵と機能面で我慢せざるを得ない部分はない。後述する保護ガラスと一緒に利用することをお勧めする。
ウルトラ・ハイブリッド・マグフィット・フロストはiPhone本体のカラーを生かした硬質なクリア素材と、持ち心地を重視した軟質のフレーム部分の使い勝手やカラーが特徴的なケースだ。カラーは本体に合わせたフロスト・ローズチタニウムや、シックなフロスト・ブラックなどを用意する。
特徴は2つの素材を組み合わせたハイブリッド設計だ。背面にはクリアで硬質なポリカーボネート素材を採用。指紋のつきにくいフロスト仕上げの滑らかな質感と、クリア素材にありがちな黄ばみを抑える設計になっている。
柔らかいTPU素材のフレーム部は、iPhoneをしっかりと握れるよう滑り止め設計になっている。ストラップホールを活用すれば、より安心して利用できるだろう。四隅にエアクッション構造を採用するなど、耐衝撃性能も考慮した設計だ。
また、スリムなケースながらもマグフィットならではの強力なマグネットを搭載。MagSafeやQi2のワイヤレス充電器や周辺機器を快適に利用できる。
ウルトラ・ハイブリッド・マグフィット・フロストの魅力はスリムかつ価格を抑えた上で、滑り止め防止や耐衝撃性能、マグフィットによるワイヤレス充電対応など必要な機能をしっかり抑えている点だ。ケース選びで迷ったら、まずこれを選んでおけば間違いない。
リキッド・エアは、iPhone 16シリーズを「スリムかつ軽量に使いたいが、しっかりと本体を保護できる耐衝撃性能も欲しい」という人に適したケースだ。
保護ケースとしては軟質のTPU素材を用いたシンプルな製品だが、背面の三角プリズムパターンやマットコーティング、側面の滑り止めパターンにより、上質な触感と滑りにくい使い勝手のよさを両立している。ストラップホールを搭載しているので、スマホを落としがちな人も利用しやすい。もちろん、カメラコントロールも操作しやすい構造になっている。
重量34gの軽量かつ薄型のケースながらも、1.2mの高さから26回落下してもデバイスが無事な場合に認められる「MIL-STD 810G-516.6」グレードを確保している。とにかくスリムかつ耐衝撃性能をもとめる人にとっては見逃せない。
リキッド・エアの特徴は、とにかく軽さとスリムさ、手頃な価格でiPhone本体をしっかり守れる点にある。一方で、マグフィットには対応していないので、MagSafeやQi2のワイヤレス充電は可能だがマグネットでの装着は難しくなる。こういった機器をよく使う人は、マグフィット対応の他のモデルを選んだ方がいいだろう。
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提供:Spigen Korea Co., Ltd.
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2024年10月31日