なぜ「HUAWEI WATCH 6」は忙しい大人の相棒になり得るのか? 進化したデザインと先進テクノロジーの中身(2/2 ページ)

» 2026年10月21日 15時00分 公開
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eSIMで単体通話 現在地共有の「安全チェック」で家族とつながれる

 本機はeSIMに対応し、ウォッチ専用の電話番号を契約する「スタンドアロン番号」か、スマートフォンと1つの番号を共有する形のどちらかで使える。スタンドアロン番号なら、スマートフォンを持たずに通話とデータ通信ができるので、ランニングに出るときや、スマートフォンの電池が切れたときでも連絡が途切れず便利だ。HUAWEIによれば、国内ではKDDI、ソフトバンク、楽天モバイルの回線で動作確認ができたという。

 筆者はKDDI回線を使うMVNOのeSIMをスタンドアロン番号として登録した。設定はHUAWEI HealthアプリのeSIM管理から進み、通信事業者が発行するQRコードを読み取ると、プロファイルがウォッチに入る。ウォッチにはIIJmioやmineo(auプラン)など国内の事業者のAPNがあらかじめ用意されていて、筆者の事業者は一覧になかったが、ウォッチ上でAPNを入力して登録するとつながった。

HUAWEI WATCH 6 ウォッチに用意されたAPNの一覧

 ウォッチ単体で発信して通話もできた。ただしウォッチを口元に近づけて話す形になるので、長く話すなら一度外して持つか、Bluetoothイヤフォンを併用する方がよい。

HUAWEI WATCH 6 電話アプリの発信画面。ウォッチ単体で番号を入力して発信できる

 HUAWEI WATCH 6で新たに加わったのが「安全チェック」機能だ。ウォッチを着けている人の現在地と移動経路、心拍数、装着状態、バッテリー残量を、あらかじめ登録した相手がHUAWEI Healthアプリで確認できる。見守る側はウォッチを持っていなくてよく、アプリとHUAWEIのアカウントがあれば使える。

 夜のランニングや急な外出のときに安全チェックをオンにしておけば、長時間動きがないといった異常を検知して家族などに知らせられるので安心だ。さらに、HUAWEI IDを作成していれば、健康データを家族と共有できるので、HUAWEI WATCH 6装着時の体調の変化や傾向を家族も把握することで、病気や体調悪化を未然に防ぎやすくなる。

 2台のスマートフォンに同時に接続できる機能も、HUAWEI WATCH 6で初めて対応した。プライベート用と仕事用の端末を両方つないでおけば、仕事用の端末にかかってきた電話もウォッチで受けられる。なお、サブ端末からはLINEなどのメッセージ通知は届かず、着信の通知と通話だけに絞られているので、サブは仕事用の端末と接続するのがいいだろう。

 なお、安全チェックと2台接続の機能は、発売後のソフトウェアアップデートで提供する。

ゴルフは高低差補正、スキーはターン回数も記録するワークアウト機能

 ワークアウトの機能は、同時に発表したスポーツ向けの「HUAWEI WATCH GT 7 Pro」と同じものを収録する。100種類以上のモードに加え、ゴルフで日本の99%以上を含めた世界1万7000以上のコースマップを表示し、打ち上げや打ち下ろしを加味した高低差補正の距離、2打目以降のショットの飛距離、グリーンの傾斜のヒートマップが加わった。

HUAWEI WATCH 6 ワークアウトの一覧。前回の運動からの回復時間も表示する

 スキーではターンの回数やGフォース(重力加速度)を取れるようになった。世界3000カ所以上のスキー場のコースマップをオフラインで表示でき、日本の400以上のスキー場をカバーする。サイクリングでは、GPXファイルでルートを読み込んでおくと、この先の上り坂と、時速35キロ以上で近づく急カーブをウォッチが知らせる。

 運動後には「AIワークアウト分析」が使える。記録画面のボタンを押すと、ペアリングしたスマートフォンを経由して数分で分析が届き、運動の内容と次に向けた提案を日本語で表示する。筆者が2時間30分の太極拳の記録で試すと、約4分で「脂肪燃焼効果が顕著で、全体的に優れたパフォーマンスでした」という概要が届いた。ワークアウトを支援する、優れた相棒になってくれることも分かる。ランニングやサイクリングなど、カスタムワークアウトの項目でなく、プロフェッショナルワークアウトモードの項目であれば、モニタリング項目が増えるので、もう少し細かく分析がでるだろう。

HUAWEI WATCH 6 AIワークアウト分析の概要

バッテリーは標準モードで4.5日、省電力モードなら11日

 バッテリーは46mmの場合、標準モードで4.5日、省電力モードで最大11日持つ(42mmは3日と7日)。常時表示をオンにすると、46mmの標準モードで3日になる。筆者が46mmでモバイル通信をオンにし、常時表示はオフ、ワークアウトは記録せずに睡眠を計測しながら使ったところ、満充電から約2日半で残量が1%になった。各種健康データを常時計測しながら2日以上持つのなら、ハイエンドのスマートウォッチとしては十分といえる。

HUAWEI WATCH 6 満充電から約2日13時間後の表示。残量は1%だった

 一方、バッテリーの持ちを重視するなら省電力モードが役立つ。このモードに設定すると、Health Glanceやジェスチャー操作、Wi-Fiなど一部の機能が使えなくなる。切り替えは3秒で済むので、Health Glanceを使いたいときだけ標準モードに戻す、という使い方をしてもよい。

 充電は付属のクレードルに載せるワイヤレス方式で、ケーブルがUSB Type-Cに変更されたため、スマートフォンの充電器と兼用できてありがたい。手首を返して着信をミュートするリストフリック、親指と人差し指のダブルタップとダブルスライドといった片手のジェスチャーも備える。

HUAWEI WATCH 6 付属の充電クレードル。ケーブルの端子はUSB Type-Cに変更された

 対応するスマートフォンはAndroid 9.0以降とiOS 13以降で、iPhoneではApp StoreからHUAWEI Healthアプリを入れる。Androidでは、HUAWEI製以外のスマートフォンの場合、Google Playからではなく、HUAWEIの公式サイトからアプリの実行ファイル(APK)をダウンロードしてインストールするか、同社のアプリストア「AppGallery」を先に入れてから探す手順になる。初回の設定だけ、Google Playで配信されるアプリより手間がかかる。

HUAWEI WATCH 6 iPhone版のHUAWEI Healthアプリ

まとめ:健康管理を手軽に続けたい人の相棒に

 HUAWEI WATCH 6は、指先を当てて1分で済む健康チェックと、長期のトレンドを読むヘルスインサイト、朝の体の準備度合いを示すからだステータスで、健康管理を続けられる形にしたスマートウォッチだ。eSIMと安全チェック、2台接続は、スマートフォンから少し離れたい時間と、連絡を逃せない仕事の両方に応える。

 同時発表のHUAWEI WATCH GT 7シリーズにX-TAPはなく、指先での一括測定はHUAWEI WATCH 6だけの機能だ。健康データをまとめて測り、変化を自分の過去と比べながら生活を整える使い方に価値を見いだすなら、選ぶ理由はそこにある。HUAWEI WATCH 6を活用し、朝のからだステータスを見てから1日を始める生活を送ってみてはいかがだろうか。

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