ThinkPad i Series s30の内部はこうなっていた!

6セルの大容量バッテリーを内蔵しながら,1.45キロの重さを実現した「ThinkPad i Series s30」の中身はどうなっているのか。各部の写真もたっぷり披露する。

【国内記事】 2001年5月23日更新

 「ThinkPad i Series s30」は,最近のモバイルノートPCに求められる「軽さ」「バッテリ駆動時間」「インターネットアクセス手段」の全てを兼ね備えたマシンだ。6セルの大容量バッテリーを標準搭載し,超低電圧版モバイルPentiumIII/600MHz SpeedStep対応CPUを採用することで,6.5時間の動作を可能にしている。

 さらに,オプションの「Full Day」バッテリーに交換すれば,9セルの電池容量を使い尽くすまでに10時間も動作する。

 かといって“実用重視”というわけではなく,「ミラージュ・ブラック」と名付けられた液晶背面は,“自分だけの大切なマシンを磨く喜び”まで与えてくれる。そのためだけに東レ製のクリーニングクロスまで同梱されており,“愛機”として機能にもデザインにも惚れこめる逸品だ。

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s30の内部はこうなっていた

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左右に無線LANのアンテナが配置された,液晶背面部。アルミニウムを使うことで平面をつくり,美しい光沢を実現したという。この部分だけでも,並々ならぬ労力が払われている

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本体部。右上はIBM製のHDD。左下に見えるようにメモリは標準で128Mバイト搭載しているが,別途128Mバイトを足して256Mバイトまで拡張可能だ。メモリの上が“SpeedStep対応超低電圧版モバイルPentiumIII/600MHz”。その上がPCカードスロット。中央に見える大きめのチップはグラフィックチップだ(拡大画像

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キーボードの裏側。かなり大き目のステレオスピーカーが手前左右にあるのが分かる。多少の水ならキーボードにこぼしても,水抜き穴から排水されるという仕組みも見て取れる

ほかのサブノートPCと比べてみよう

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左に置いた「ThinkPad i Series 1620」と大きさを比べてみよう。液晶サイズはふたまわり違うが,解像度はいっしょ。キーピッチも,1620は18.5ミリで実は0.25ミリしか違わない。バッテリーは双方6セルだが,1620は“超”でない低電圧版PentiumIIIと大きな液晶を備えるためか,バッテリー駆動時間は4.5時間。ただし,重さも150グラムしか違わない

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右にソニーの「バイオノートSR9G/K」を置いてみた。液晶サイズは同じ,きょう体サイズもほぼ同じ。バッテリーも双方6セルだ。バイオノートSRの重さは1.39キロと,60グラムほどThinkPad i Series s30のほうが重い。サイズ面で大きく異なるのは,キーボード周りとパームレストの大きさだ

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ThinkPad i Series s30とバイオノートSRの右側面。両機種とも最厚部は32ミリ以上あるが,薄く感じられるデザインが施されている。ポート配置は,左からマイクロフォン,ヘッドフォン,USB,モデム,イーサネット

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左側面。ThinkPad i Series s30のポート配置は,左からUSBポート,電源,PCカード/CFスロット,ミニRGB,IEEE1394

[斎藤健二,ITmedia]

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